2025年10月5日（日曜）午後2時00分～午後3時30分　岡町図書館にて
作家の増山実さんをお招きし、豊中市立図書館80周年記念行事「増山実の世界～昼下がりのトヨナカで～」を開催しました。
当日はまず図書館職員から「豊中市立図書館80年のあゆみ」をギュッと凝縮してご紹介させていただきました。

そして大きな拍手のなか、いよいよ増山実さんのご登壇です！
増山さんには、ご自身の著書『今夜、喫茶マチカネで』の舞台である石橋や『われらみな、星の子どもたち』に登場する豊中市内の場所を取材されたときの思い出や、ご自身の創作方法について丁寧にお話しいただきました。
なじみの深い場所やお店の名前、懐かしいエピソードが次々と飛び出し、参加された方々は深く頷きながら熱心にお話を聴いていらっしゃいました。

また会場では、「北摂アーカイブス」のフォトエディターの皆様のご協力により、『今夜、喫茶マチカネで』の舞台となる石橋界隈の写真を展示解説するとともに、このイベントに電子申込システムで申し込まれた皆様からいただいた増山実さんと豊中市立図書館80周年へのメッセージも展示しました。

イベント終了後のアンケートでは
　「豊中界隈の懐かしい話や身近な話、初めて知る話など盛りだくさんで、興味深く聞くことができました」
　「作品づくりの裏側や、普段知ることのできない創作の深い部分に触れる内容で、終始引き込まれました」
　「自分の住む街が取り上げられた小説を書いた作家の話を直接聞くことで改めて豊中市に対する思いが募ってきました」
　「展示されていた写真やイラストで思い出を紐解くことができて懐かしく思いました」
　「増山先生は豊中市民ではないですが、豊中に詳しく、しかも愛を持って描いてくださっているので、岡町図書館の開館80周年記念にぴったりだったと思います」
　「豊中市立図書館の歴史なども分かりやすくご紹介いただき、また今後の中央図書館にも期待できると思いました」
など、たくさんのご感想をいただきました。

図書館80周年という節目の年に、家族愛、人間愛、そして豊中愛あふれる増山実さんのお話と、増山さんと参加された方々との間で時折繰り広げられる言葉のキャッチボールで、会場全体がまるでひとつのファミリーになったかのような、そんな温かい時間を過ごすことができました。

豊中市立図書館はこれからも、人と人、人と地域をつなぐ交流拠点としての役割を担いながら市民の皆様にとって身近で生活の中で役立つ存在であり続けられるよう、職員一同、心を合わせて取り組んでまいります。