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アルコールと健康

ページ番号:221866030

更新日:2025年2月19日

~アルコール健康障害のこと、知っていますか?~

 お酒は、がんや肝障害、膵炎、高脂血症、高血圧症、高尿酸血症などの生活習慣病を引き起こすリスクを高めるほか、うつ病を悪化させ、自殺のリスクを高めると言われています。また、令和6年2月に厚生労働省が策定した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では少量の飲酒でもリスクが上がる病気があることが示されました。

あなたのお酒は大丈夫?量や飲み方をチェックしてみましょう

(1)あなたが日頃飲んでいるアルコールの量をしらべてみましょう

 酒を飲んで「酔い」などの効果をもたらすのはアルコールですが、酒に含まれるアルコールの濃さ(強さ)は千差万別です。アルコールの体や精神に対する影響は、飲んだ酒の量ではなく、摂取した純アルコール量が基準となります。

  お酒に含まれるアルコール量(純アルコール量)の求め方(計算式)

   液体量×アルコール度数×0.8(アルコール比重)=アルコール含有量

   例)アルコール度数5パーセントの缶ビール、500ミリリットル1缶に含まれるアルコールの量を求めます。

   500ミリリットル(量)×0.05(アルコール度数)×0.8(アルコール比重)=20グラム

   「純アルコール約10グラムを含むアルコール飲料を1ドリンク(10グラム=1ドリンク)」とされています。


 ドリンク換算表(参考)

(純アルコール約10グラム=1ドリンク)

ドリンク換算表
【参考】厚生労働省アルコール換算表

 「アルコールウォッチ」でも飲酒量のチェックができます

「アルコールウォッチ」(外部リンク)


(2)あなたのお酒の飲み方をしらべてみましょう

AUDIT(オーディット)

  • AUDITは飲酒の問題の程度を評価するテストとしてWHO(世界保健機関)を中心に開発されたものです。
  • AUDITは、最近1年間のお酒の飲み方を振り返りながら答えるものです。あらかじめ(1)で計算したアルコール量をもとにチェックしてください。

おおさか依存症ポータルサイト お酒の飲み方チェック(飲酒習慣スクリーニングテスト「AUDIT」)(外部サイト)

AUDITの結果
・10点未満

今のところあまり大きな問題はないようです。

・10~19点

今の飲み方を続けると、今後、健康や社会生活に影響が出る恐れがあります。
お酒の飲み方を修正された方がよいでしょう。

・20点以上

アルコール依存症が疑われ、健康だけでなく家庭や職場での生活に悪影響が及んでいることが考えられます。

お酒の量を減らすコツ

1.あなた自身の飲酒問題の程度を知る

 AUDITなどのお酒の飲み方に関するテストを受け、その結果から自分の状態を知ります。
 また、自分が参加した行事、出来事の書いてある日記手帳を見ながら、過去1週間のドリンク数や、飲まなかった日などを自分で調べておくと、目標設定に役立ちます。

2.お酒を飲むことの効用(メリット)と、お酒を飲むことによる損失(デメリット)をできるだけ並べ挙げてみる

3.このまま飲み続けるほうが得か、減らすほうが得か、冷静に考え、自分の進むべき方向を自分で選ぶ

4.お酒の飲み方をどのように変えるか、自分にできそうな具体的な目標を自分で立てる

例えば…

  • 1日のドリンク数を減らす
  • 休肝日を1日増やす

などの工夫をしてみる

5.自分が立てた目標を誰かに宣言する

6.お酒を飲む量を減らすための具体的な対処法を考える

例えば…

  • お酒を飲みすぎてしまう相手や場所、状況を避ける
  • 飲み会の誘いの断り方を上達させる
  • 食事をしっかり摂り、お腹をいっぱいにしてからお酒を飲むようにする

など

7.お酒の量を減らすことに成功したら、自分の健康や生活がどのように変わるか、前向きに想像する

例えば…

  • よく眠れるようになる
  • 体が楽になり、体力がつく
  • 家庭や職場などでの人間関係が良くなる

など

8.毎日の飲酒の記録を手帳か日記に付ける

アルコール依存症について

 日本のアルコール依存症者は平成25年(2013年)で109万人、アルコール健康障害のリスクが高い多量飲酒者は1千39万人にも及びます。

Q.意志が弱いからやめられないんでしょう?

A.お酒の身体的、精神的な薬理作用によって、お酒のコントロールを失った状態が依存症です。
意志の強さや性格とは関係ありません

Q.やめたくてもやめられないし、どうしようもないのでは?

A.アルコール依存症は、治療でき健全な生活を取り戻すことができるまで回復します
保健所や医療機関へ相談しましょう。

豊中市の取組み

豊中市メンタルヘルス計画

 国は、平成25年(2013年)にアルコール健康障害対策基本法を制定し、平成28年(2016年)5月にはアルコール健康障害対策基本法に基づく推進基本計画を策定し、アルコール健康障害の発生予防や早期発見・早期介入を重点課題として位置づけています。
 本市では、平成29年(2017年)3月に策定した第1期豊中市メンタルヘルス計画において、アルコール依存症の予防から早期発見、早期治療、回復支援を重点課題として取り組んできました。令和6年(2024年)3月に策定した第2期豊中市メンタルヘルス計画では、「依存症対策」を基本施策の一つとして、アルコールに加え、その他の依存症も含めた取組みを行っています。

アルコール等と健康を考えるネットワークとよなか

 市では、市民のアルコール等健康障害の予防ならびに相談・治療・回復を支援するために、関係機関が連携・協働できるネットワークづくりをめざしています。

ネットワークの主な取組み

  • アルコール等に関連する情報共有(情報収集、発信)
  • アルコール等関連問題への支援にかかる連携の推進
  • アルコール等関連問題への対応力の向上(研修等開催)

など

参画機関

  • アルコール等やメンタルヘルスに関連する情報発信や研修会のご案内をいたします。
  • また、支援(対応)困難事例があれば、参画機関による支援検討会議を開催する

など、他機関多職種による連携・協働を推進します。

事務局

豊中市保健所 医療支援課 精神保健係

支援者向け研修会等

現時点で研修会の予定はありません。
開催が決定次第、当ホームページや広報とよなかなどでお知らせいたします。

相談窓口

豊中市保健所 医療支援課 精神保健係

電話:06-6152-7315 (月曜から金曜 午前9時から午後5時15分 ※祝日を除く)

依存症相談拠点一覧

大阪府 依存症相談窓口(外部リンク)

お問合せ

健康医療部 医療支援課 精神保健係
〒561-0881
豊中市中桜塚4丁目11番1号 豊中市保健所
電話:06-6152-7315
ファクス:06-6152-7328

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