ハチについて
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更新日:2024年5月8日
ハチは、毛虫などの昆虫を捕食したり、植物の受粉を助けたりと、自然界のバランスを保つための大切な役割を持った益虫です。しかし、人が刺される可能性のある場所に巣を作られてしまったなど、日常生活に支障をきたす場合には巣の駆除が必要になる場合があります。
巣を発見した時は、ハチの種類によって対応方法が異なりますので、慌てずに安全を確保し、まずはハチの種類を確認しましょう。
スズメバチであれば、ご自身での駆除は行わずに以下の連絡先にご相談ください。
豊中市 都市基盤部 維持修繕課 電話:06-6843-3100
(閉庁日は豊中市総合コールセンター(06-6858-5050)へおかけいただくか、開庁日におかけ直しください。)
アシナガバチとスズメバチ
- 春から初夏にかけて活動を開始し、巣を作り始めます。巣は秋頃に最も大きくなり活動も活発になります。
- 冬になると女王バチのみが別の場所で冬を越し、巣は空になります。
- 同じ巣を再利用することはありませんが、ハチにとって巣を作りやすい場所として新たな巣ができる可能性があります。
アシナガバチ
特徴
(成虫)
- 体長約20~26mm
- 全体的に細身で、足をだらりと下げゆるやかに飛びます。
- 比較的おとなしいハチで、巣を刺激したり、直接触ったりしない限り攻撃してくることはほとんどありません。
(巣)
- 軒下やベランダ・庭木などあらゆるところにシャワーヘッド状の巣を作ります。
- 巣を作る場所や季節により様々ですが、最大で直径約20cm程度になります。
- 卵や幼虫の入る穴がたくさんあいています。
- 働きバチは巣の中に入ることはなく、巣の外側に群がってとまっています。
アシナガバチの成虫
アシナガバチの巣
対応方法
- アシナガバチは比較的おとなしく、巣を刺激したり直接触ったりしなければ攻撃してくることはほとんどありません。日常生活に支障をきたす場所に巣を作っている場合に駆除を検討してください。
- 市ではアシナガバチの駆除はしておりません。巣が小さいうちは比較的簡単に駆除することができます。個人で駆除が難しい場合は、業者に依頼しましょう。
(駆除方法)
- 動きが鈍くなる夕暮れから夜にかけて市販の殺虫剤を巣に向けて全体に噴射します。(ハチ専用の駆除スプレーを使うと薬液が遠くまで飛ぶため、安全に駆除ができます。取扱い上の注意をよく読んで使用しましょう。)
- 翌朝など時間をおいてハチがいないことを確認し、巣を根元から除去します。
(ここに注意!)
- 黒色に対して反応する性質があるため、白に近い服装で行いましょう。また、肌の露出の少ないものを着用しましょう。
- ヘアスプレーや香水など匂いのある化粧品の使用は控えて行いましょう。
- 懐中電灯の光に反応することがあるため、巣を照らさないようにしましょう。
- 落ちたハチでも刺されることがあります。素手で触らないようにしましょう。
スズメバチ
特徴
(成虫)
- コガタスズメバチで体長約20~27mm、オオスズメバチで体長約27~40mm
- 全体的に太めでくびれがあり、直線的に飛びます。
- 非常に攻撃的で、巣を脅かされると積極的に攻撃してきます。
(巣)
- コガタスズメバチは縞模様(マーブル模様)でボール状の巣を作ります。(スズメバチの種類や巣作りの段階によっては、必ずしもボール状ではなく、様々な形のものが見られます。オオスズメバチは主に土の中に営巣します。)
- 出入口の穴は基本的に1つで、働きバチも巣の中に入ることができます。
スズメバチ成虫
スズメバチの巣
対応方法
- スズメバチは攻撃性が強いため、ご自身での駆除は行わないようにしましょう。
- 豊中市ではスズメバチの巣に限って駆除を実施していますので、下記までご相談ください。
豊中市 都市基盤部 維持修繕課 電話:06-6843-3100
(閉庁日は豊中市総合コールセンター(06-6858-5050)へおかけいただくか、開庁日におかけ直しください。なお、巣のできた場所によっては対応できないケースもあります。)
ミツバチ
ミツバチは樹洞や天井裏・床下などの閉鎖空間に巣作りをしますが、5~7月にかけて巣分かれのため分蜂と呼ばれる大群で飛び立つことがあります。これらが休憩のためボール状に集まってとまることがありますが、早ければ数時間、長い場合は数日間で営巣場所へ移動していきます。
ミツバチの分蜂