マダニについて
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更新日:2023年6月30日
最初は数mmですが、吸血すると大豆ほどの大きさになります。
マダニは、主に野生動物に寄生し、吸血しながら成長します。人を咬んだ場合、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱などの感染症を媒介することがあるため注意が必要です。2023年6月には、マダニが媒介したとみられる「オズウイルス」に感染し、死亡した人の事例が報告されています(オズウイルスの発症が人で確認されたのは世界初)。マダニの活動が活発になる春から秋にかけて、山登りや野外活動等で森や草むらに入る場合は、マダニに咬まれないよう対策をとりましょう。
マダニに咬まれないために
- 森や草むらに入る際は肌を露出しない服装(長袖・長ズボン)にし、必要に応じて虫よけスプレーを使用しましょう。
- 帰宅後は入浴や着替えをし、体や荷物などにマダニがついていないかチェックしましょう。
マダニに咬まれてしまったら
- マダニは口器を皮膚内に固着させて吸血します。無理に取り除こうとすると、口器が皮膚に残り化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまう恐れがあるので、皮膚科等の医療機関で除去してもらいましょう。
- マダニに咬まれたら2週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が出た場合はすぐに医療機関を受診しましょう。その際はマダニに咬まれた又は疑いがあることを医師へ伝えてください。
関連リンク
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)
オズウイルスによる心筋炎と診断された患者の報告について(厚生労働省ホームページ)
