豊中市立小・中学校において、一人一台のタブレットPC（パソコン）端末を今年度中に配備することが正式に決まりました。
　急速に進行している情報化やグローバル化は、私たちの日常生活に大きな変化をもたらしており、子どもたちは、これまでの経験則や定型化したマニュアルでは対応できない時代を生きることになります。
　将来において困難な問題に直面したときに、膨大な情報の中から必要な情報を自ら選び、主体的に考え、仲間とともに解決策を見出していける、どんなに厳しい状況にあっても、決して諦めずに前を向いて歩いて行ける、そんな力を私は学校教育の中で子どもたちに身につけてほしいと願っています。「一人一台タブレット」は、これからの時代を生きる子どもたちの「学び」を支える、なくてはならない学習の基盤であると考えています。
　「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け一人一台タブレットを活用することで、今後授業のあり方は大きく変わります。また、家庭学習と授業の効果的な連携や、不登校支援のさらなる充実を図るとともに、非常時においても家庭の通信環境に左右されず学校と子どもたちをつなげることが可能になるなど、本市の教育環境が大きく向上するものと認識しています。保護者の皆様には、引き続きご理解、ご協力をお願い申し上げます。

令和2年（2020年）6月19日
豊中市教育長　岩元　義継