賃貸住宅の「原状回復」トラブルが増えています!
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更新日:2023年5月10日
賃貸住宅の「原状回復」トラブルが増えています!
原状回復とは?
一般的に賃貸住宅の契約において、借主(入居者)は退去時に原状回復 義務を負うことになります。原状回復と聞くと、入居した当時の状態に 戻す必要があると考えるかもしれませんが、必ずしもそうではありませ ん。原状回復とは、「賃貸人の居住、使用により発生した建物価値の減 少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用 を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」と国土交通省の 原状回復をめぐるトラブルとガイドラインには示されています。
どのような場合に原状回復義務は発生する?
よくある具体例としては以下のようなものがあります。
<借主(入居者)負担となるもの>
- 結露を放置したことによるカビやシミの拡大
- ペットの飼育に伴う傷やにおいの発生
- タバコのヤニによる壁やクロスの汚れ
<貸主(大家)負担となるもの>
- 破損及び紛失以外での鍵の取り替え
- 冷蔵庫やテレビの設置に伴う壁紙の黒ずみ(電気ヤケ)
- 床に生じた家具の設置跡
トラブルを防ぐためには
- 契約前に、契約書類の記載内容をよく確認しましょう。
- 入居時には、賃貸物件の現在の状況をよく確認し、記録に残しま しょう。
- 入居中にトラブルが起きたら、すぐに貸主側に相談しましょう。
- 退去時には、精算内容をよく確認し、納得できない点は貸主側に説明を求めましょう。
賃貸住宅の「原状回復」トラブルが増えています!(PDF:660KB)
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