「クレジットカードの現金化」をめぐるトラブルにご注意!
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更新日:2013年1月9日
クレジットカードのショッピング枠で商品等を購入させ、それを業者が買い取ることでカード利用者に現金が渡るという買取屋による「クレジットカードの現金化」の相談が全国的に多発し、消費者庁と金融庁は注意を呼びかけています。
他にキャッシュバック付商品をクレジットカード決済で購入させ、購入した商品とともに現金を渡すというキャッシュバック方式による手口も報告されています。
これらは、一部の業者が、当座の資金に困ったカード利用者に、ショッピング枠を現金化するよう勧誘するものです。
換金目的でカードを利用することは、クレジットカード会員規約に違反する行為で、カードの利用ができなくなったり、結局は自分の債務を増やすことになります。また、犯罪や思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
<相談事例>
現金が必要になり「即日融資、担保・保証人不要、低収入でも融資する」という広告を見て店へ行った。業者に「クレジットカードで買い物をすれば買い取る」と言われ、業者といっしょにカー用品店へ行き、クレジットカードのショッピング枠の限度額70万円分でカーナビを6台購入した。しかし、それらを業者には40万円でしか買い取ってもらえず、さらに限度額分の買い物をしたのでカードが使えなくなり困っている。買い取りに関する書面はもらっていない。
<アドバイス>
「クレジットカードの現金化」を利用すると、一時的に現金を手に入れることができても、その金額よりも高額なクレジットカードの支払いに追われるため、結局より大きな借金を背負いこむことになります。現在債務を抱えていない人も「カードの現金化」を利用することで債務が膨らんでしまう可能性が大いにあります。しかも、クレジットカードを現金化する取引はクレジットカード契約違反になるため、カード会社から退会手続きを取らされる可能性があり、さらに、不正な利用方法であることを知りながら「クレジットカードの現金化」を利用することは詐欺罪にあたる可能性も否定できません。「クレジットカードの現金化」を行うべきではありません。
利用者は、仕事を探している時や融資を受けようとしているときなど、「クレジットカードの現金化」の意思を持っていない人が巻き込まれることもあります。内容を不審に感じたり、断り切れず利用をしてしまったら、すぐ、家族や消費生活センターに相談しましょう。
借金の整理をしようとしてクレジットカードの現金化に手を出す消費者も少なくないようですが、多重債務問題に対する債務整理の助言や生活再建に関するご相談は「くらしかん」の多重債務者生活相談窓口をご利用ください。
○消費生活相談 電話06-6858-5070
- 相談無料 市内在住・在勤者対象
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○多重債務者生活相談(要予約) 電話06-6858-6656
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