戦前の郊外住宅地を歩こう~国指定名勝「西山氏庭園」周辺散策
ページ番号:560414555
更新日:2025年4月24日
内容
西山氏庭園が所在する岡町北と岡町南一帯は、戦前は「岡町住宅地」と呼ばれる郊外住宅地でした。大正元年(1912年)に分譲が開始され、豊中市内では最も古い郊外住宅地の一つとされています。
この「岡町住宅地」は、大正元年(1912年)に分譲を開始しますが、西山家は分譲開始直後に建てられ、以後、建物は増築と改修を重ねながら、庭園も重森三玲によってその姿を大きく変えながら、現在まで歴史を歩んでまいりましたし、これからも続いていきます。
今回の企画は、通常の庭園や建物の見学会ではなく散策です。西山氏庭園の周辺を散策しながら、今なお残る戦前の郊外住宅地「岡町住宅地」の面影を、学芸員が説明しながら一緒にさがします。よく見ると、戦前の郊外住宅地の面影は西山氏庭園内だけでなく、周辺の建物や塀の外観やレンガ側溝などに意外と残されているのです。
当日は、戦前の郊外住宅地の暮らしに思いを馳せながら、皆様と一緒に散策を楽しみたいと思っております。多くのご参加お待ちしております。
国指定名勝 西山氏庭園 周辺散策チラシ(PDF:413KB)
西山氏庭園の正門と高塀(大正期)
古墳(小石塚古墳+旧松原通り)
石垣(生駒石+旧松原通り)
洋館をともなう住宅(昭和12年+旧錦通り)
メイン通りと水路跡(唐川池へ向かう)
谷田池に架かっていた万成橋の欄干(現谷田公園+旧幸通り)
西山氏庭園・西山家住宅について
西山氏庭園は、鉄道沿線に開発された郊外住宅地に昭和15年(1940年)に造営された枯山水を中心とした庭園です。主庭(青龍庭)の設計は昭和を代表する庭園研究家・作庭家の重森三玲(しげもりみれい)で、枯滝石組、枯流れがそれぞれ龍の頭、胴体を表す。
同氏庭園は、当時の写真や作庭に関する様々な資料が残されており造営過程も明らかです。現在の庭園空間も作庭当時の姿を良好に留めていることから、近代になって鉄道沿線に開発された郊外住宅地に残る庭園の代表的事例として重要です。
西山家住宅 離れと洋館、渡り廊下
西山氏庭園は昭和15年重森三玲による作庭です
作庭当時の青龍庭
日時
令和7年(2025年)5月25日(日曜) 10時~12時、14時~16時
※小雨決行です。
集合・解散場所
西山家住宅(岡町南2丁目14-55)
定員
各回 30人
申込方法
令和7年(2025年)5月12日(火曜)締切
往復はがきまたは電子申込システムにて受付。1件の申し込みにつき2人まで可。往復はがきは当日消印有効。
【はがき、電子申込システム 共通入力時事項】
(1)代表者の氏名(ふりがな)
(2)年齢
(3)住所
(4)電話番号(自宅と携帯)
(5)もう一人の参加者の名前(ふりがな)、年齢、住所、電話番号
1.はがきの場合
往信のあて先:〒561-8501豊中市中桜塚3-1-1 豊中市教育委員会社会教育課「西山氏庭園見学会係」
※ほかのイベント申込と混同することがありますので、係までご記入ください。
往信の裏面:共通事項の(1)から(5)とFAX番号
返信のあて先:返信先のお名前とご住所
2.電子申込システムの場合
下の「電子申込システムはこちら」から進み、メールアドレスをご入力下さい。
申込み用のURLをお送りいたしますので、必要事項を入力の上、お申込み下さい。
※電子申込の操作でお困り際は、お電話で説明させていただきますのでご連絡ください。
関連ページ
西山家住宅・西山氏庭園の場所
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
お問合せ
豊中市教育委員会 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649
