
パネル(ぱねる)の内容(ないよう)
自分(じぶん)を大切(たいせつ)にする
セリフ(せりふ)
親:どうしたの?そんな顔をして・・・
宿題で難しい問題でも出た?
子ども:運動会がイヤなんだ ボク、走るの遅いからかけっこでビリなんだ
運動会もうイヤだな・・・
親:みんなより遅いのがイヤなの?
子ども:たくさんの人が見てるから・・・
親:たしかにみんなより遅かったりするのはイヤだよね
だけど・・・走るのが得意な子もいれば苦手な子もいるわ
一人ひとり違うのよ
誰かと比べて速いか遅いかじゃなくて今よりも速く走ろうって気持ちで走ることの方が大事なんじゃないかな?
子ども:うん・・・そうだね
一生懸命走ってみる・・・!
親:見に行くの楽しみにしてるわ
運動会当日
位置についてー ヨーイ
パネル(ぱねる)の説明(せつめい)
他者の人権を尊重するためには、まず、自分が大切な存在であると自分自身が認めていることが大切です。それは、誰かと比べて優れている、他者の期待に応えられているから私は大切な存在であると感じるものではなく、よいところも悪いところもすべて含めて自分自身の存在そのものが大切であると感じることです。
自分自身の存在を部分的(自分のものさしで人と比べて自分が優れていると感じられる部分)にしか認められなければ、満たされない思いを抱え続けることとなり、時にはその満たされない思いが、他者への攻撃性として現れるかもしれません。また、自分が他者より優れている。他者の期待に応えられていると感じ続けるために、本当はやりたくないと思っていることでも無理をして続け、自分を追い込んで疲れてしまうかもしれません。自分に余裕がなくなってしまうと、それがまた他者への攻撃性にもつながっていきます。自分の存在を受け入れ、自分自身を信頼することで、他者も自分と同じ大切な存在だと受け止めることができるのではないでしょうか。
日常生活の中でさまざまな人やできごとに直面したときに、自分も他者も信頼できるととらえている場合と、自分も他者も信頼できない、または、自分は信頼できるけど他者は信頼できない、あるいは、自分に自信が持てなくて他者ばかりがよく見えるととらえている場合では、まったく違った対応になることが考えられます。
■周りの評価によらず、どんな自分であっても、自分で自分を大切に思う気持ちを忘れずにいましょう。
音声ガイド
市立第五中学校生徒会、第十四中学校放送委員会、第十六中学校生徒会の皆さんにご協力いただき、各パネルの内容と説明を読み上げる音声ガイドを作成しました。
ダウンロード(だうんろーど)
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このパネル(ぱねる)と説明文(せつめいぶん)をダウンロード(だうんろーど)する(PDF:1,161KB)
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