私(わたし)たちは、インターネット(いんたーねっと)上(じょう)で大抵(たいてい)のことを簡単(かんたん)に調(しら)べられる便利(べんり)な時代(じだい)に生(い)きています。また、SNSなどを利用(りよう)して誰(だれ)もが簡単(かんたん)に情報発信(じょうほうはっしん)することができる時代(じだい)です。インターネット(いんたーねっと)だけでなく、テレビ(てれび)やラジオ(らじお)、新聞(しんぶん)、書籍(しょせき)など、多(おお)くの情報(じょうほう)が行(い)きかう中(なか)で、自分(じぶん)に必要(ひつよう)な情報(じょうほう)を取捨選択(しゅしゃせんたく)しています。しかし、この多(おお)くの情報(じょうほう)の中(なか)には、誤(あやま)った内容(ないよう)や個人(こじん)のプライバシー(ぷらいばしー)を侵害(しんがい)する内容(ないよう)、人(ひと)を傷(きず)つける内容(ないよう)なども含(ふく)まれています。東日本大震災後(ひがしにほんだいしんさいご)には、科学的根拠(かがくてきこんきょ)のない憶測(おくそく)や噂(うわさ)による風評被害(ふうひょうひがい)が問題(もんだい)となりました。一度(いちど)世(よ)の中(なか)に出回(でまわ)ってしまった情報(じょうほう)を完全(かんぜん)に消(け)すことは難(むずか)しく、特(とく)に、インターネット(いんたーねっと)上(じょう)の情報(じょうほう)は簡単(かんたん)にコピー(こぴー)でき、拡散(かくさん)を止(と)めることは困難(こんなん)です。自分(じぶん)や人(ひと)の個人情報(こじんじょうほう)を書(か)き込(こ)むことは危険(きけん)です。また、正(ただ)しい情報(じょうほう)かどうか自(みずか)ら十分(じゅうぶん)に検証(けんしょう)することなく広(ひろ)めてしまった情報(じょうほう)は、偏見(へんけん)や差別(さべつ)を助長(じょちょう)するものかもしれません。自覚(じかく)のないままに、人権侵害(じんけんしんがい)に加担(かたん)してしまう可能性(かのうせい)があります。
　個人情報(こじんじょうほう)をさらさないことはもちろん、自分(じぶん)が共感(きょうかん)しやすい情報(じょうほう)を得(え)るだけでなく、インターネット(いんたーねっと)や新聞(しんぶん)、書籍(しょせき)など複数(ふくすう)の情報(じょうほう)から正(ただ)しい情報(じょうほう)を読(よ)み取(と)り、情報(じょうほう)の正確性(せいかくせい)についてさまざまな視点(してん)から検証(けんしょう)する力(ちから)をつけていく必要(ひつよう)があります。
■インターネット(いんたーねっと)は便利(べんり)な反面(はんめん)、さまざまな危険(きけん)が隠(かく)れています。正(ただ)しい使(つか)い方(かた)、正(ただ)しい情報(じょうほう)の読(よ)み取(と)り方(かた)を学(まな)んでいきましょう。

市立第五中学校生徒会、第十四中学校放送委員会、第十六中学校生徒会の皆さんにご協力いただき、各パネルの内容と説明を読み上げる音声ガイドを作成しました。