国際的(こくさいてき)に見(み)れば、2030年(ねん)までの国際目標(こくさいもくひょう)である「持続可能(じぞくかのう)な開発目標(かいはつもくひょう)（SDGs）」において、地球上(ちきゅうじょう)の誰一人(だれひとり)として取(と)り残(のこ)さないことを誓(ちか)っています。豊中市(とよなかし)においては、「地域包括(ちいきほうかつ)ケアシステム(けあしすてむ)・豊中(とよなか)モデル(もでる)」において、誰(だれ)もが住(す)み慣(な)れた自宅(じたく)や地域(ちいき)で自分(じぶん)らしく暮(く)らせることを実現(じつげん)することとしています。
　人(ひと)が安心安全(あんしんあんぜん)、幸(しあわ)せに暮(く)らし続(つづ)けていくためには、人権(じんけん)が保障(ほしょう)されていることは欠(か)かせません。人権(じんけん)が保障(ほしょう)された世界(せかい)は誰(だれ)かがつくって用意(ようい)してくれるものではなく、私(わたし)たち一人(ひとり)ひとりが権利(けんり)の主体(しゅたい)であることを理解(りかい)し、自(みずか)らと他者(たしゃ)の尊厳(そんげん)を大切(たいせつ)にし、自(みずか)らの行動(こうどう)によって築(きず)き続(つづ)けていくものです。自分(じぶん)の権利(けんり)が守(まも)られればよいというものではなく、他者(たしゃ)の権利(けんり)を守(まも)ることも忘(わす)れてはいけません。当(あ)たり前(まえ)とされていることを人権(じんけん)の視点(してん)で見(み)つめ直(なお)していくことや、誰(だれ)もが人間(にんげん)らしい暮(く)らしをしていくための制度(せいど)の充実(じゅうじつ)を実現(じつげん)していく人(ひと)・政党(せいとう)へ投票(とうひょう)することも、行動(こうどう)の一(ひと)つです。そういった行動(こうどう)は、人(ひと)びとを飢(う)えや欠乏(けつぼう)から解放(かいほう)する社会(しゃかい)づくりにもつながっていきます。
　日々(ひび)の暮(く)らしは楽(たの)しいことばかりではなく、つらいことや苦(くる)しいこともあります。それでも、つらいことや苦(くる)しいことばかりだと思(おも)わずに、一人(ひとり)ひとりが自分(じぶん)の思(おも)う幸(しあわ)せを感(かん)じ、時(とき)にはその幸(しあわ)せを他者(たしゃ)と共有(きょうゆう)して、一日一日(いちにちいちにち)を歩(あゆ)んでいきましょう。
■お互(たが)いの存在(そんざい)を認(みと)め合(あ)い、お互(たが)いを理解(りかい)し、ときには批判(ひはん)し、お互(たが)いを高(たか)め合(あ)っていけるような関係(かんけい)を自分(じぶん)から少(すこ)しずつ築(きず)いていきましょう。

市立第五中学校生徒会、第十四中学校放送委員会、第十六中学校生徒会の皆さんにご協力いただき、各パネルの内容と説明を読み上げる音声ガイドを作成しました。