「ここに来てよかったな、と思える場所をつくりたい」地域を支える人々の想い
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更新日:2026年1月9日


中豊島公民分館 津田公民分館長
「ここに来てよかったな、と思える場所をつくりたい」
―中豊島公民分館 津田公民分館長
公民分館は豊中市独自の社会教育組織であり、公民館で行われている生涯学習や文化活動などをより身近な地域で
取り組んでもらうことを目的に設立されました。
豊中市では全39小学校区に公民分館があり、地域住民が主体となって運営しています。
今回は2025年11月16日(日曜)に開催された『なかてフェス』を取材しました。
地域の人々が集まり、学び、楽しむ――そんな場を守り続けるために、どんな工夫や想いがあるのか、津田公民分館長に
お話を伺いました。
目次
地域を元気にする多彩な活動
なかてフェスの魅力に迫る
変わる公民分館、変わらぬ想い
地域を元気にする多彩な活動
―中豊島公民分館では、普段どのような活動をされていますか?
私たちは中豊島小学校内にある中豊島コミュニティプラザを拠点に生涯教育、人権教育、体育活動の3本柱で活動しています。
生涯学習では、生涯教育という言葉のとおり、こどもから高齢者まで幅広い世代が学べる講座などを年に1~2回開催しています。
人権教育では、人権講座や研修会を開催し、参加者に人権について考える機会を作っています。昨年度は初めてSNSを活用した人権教育を実施しました。
体育活動では、市民運動会やウォーキング大会を実施しています。この運動会は公民分館設立当初から70年続く中豊島校区の伝統で、
生涯学習同様に幅広い世代が楽しめる競技を開催しています。
ウォーキング大会は開催状況によって異なりますが、参加者全員で8キロの道のりを歩くこともあります。
―公民分館との出会いについて教えてください
小学校のPTA広報委員を務めた後、公民分館の広報委員へという流れがきっかけです。そこで関わりを深めていくうちに、公民分館長を任されることになりました。
―中豊島公民分館の特色について教えてください
団体と非常に仲が良い、という特色があります。「なかてフェス」のようなイベントは自分たちだけでは実現できませんが、声をかけると協力してくれます。それがとてもありがたく、この地域の強みだと思います。

中豊島公民分館だよりでは様々な取組みを発信しています
なかてフェスの魅力に迫る
―なかてフェスはどのようなメンバーで企画していますか
公民分館をはじめ地域社協、中豊島小学校、同PTA、健育、防犯他多数の地域団体で実行委員会を構成し、開催まで5回ほど会議を行っています。
第1回の会議では、昨年の反省会での意見を踏まえ、出展、出演希望者の募集など各団体への役割分担などを決めています。
―なかてフェスで開催するイベント内容はどのように生まれるのですか
実行委員会だけでなく、参加団体からの積極的な発案によってアイデアが生まれています。
その後、実行委員会は他の団体と連携しながら生まれたアイデアの実現に向けて動いていきます。
これは、30年以上前からなかてフェスのテーマとして掲げている「みんなでつくろう、みんなのまつり」を関係者が大切にしているため、
創意工夫をしてくれます。

キックターゲットの様子

白熱したビンゴ大会

美味しいフランクフルトも売っていました
―今までで心に残ったエピソードを教えてください
なかてフェスを夏に開催していた頃、盆踊りの時に流していた「中豊島音頭」という曲を作ったことです。
―お祭りで使う曲も皆さんで作られたのですね!
プロの音楽家と知り合う機会があった際、「地域のために何かを作りたい」という話で意気投合しました。これをきっかけに「中豊島音頭」の作曲が始まりました。
歌詞は地域住民に募集し、それをもとに作曲をしてもらいました。完成した曲は豊中市青少年吹奏楽団さんや豊中ケーブルさんの協力もあり、CDにもなりました。
また、中豊島音頭の様子もYouTubeに掲載されていますので、ご存知でない人にはぜひご覧いただきたいです。
―「中豊島音頭」は現在も踊られていますか?
秋祭りに移行してからは開催していませんが、秋でもみんなで楽しく一緒に踊ることができればと考えています。

中豊島音頭のCD
変わる公民分館、変わらぬ想い
―今後やっていきたいことや関わっていきたい団体はありますか?
昨今、自然災害が発生していますので、防災も地域で取り組む大きなテーマの一つだと考えています。令和8年1月1日付で「中豊島校区自主防災組織」が設立されましたことをご報告いたします。また、垣根なく地域団体や近隣の中学、高校ともにコミュニケーションをとって一緒に活動していきたいです。
―公民分館活動の課題はありますか?
担い手不足という課題があります。これは、どこの公民分館でも直面していると思います。このような課題を解決していくためには地域活動の中で横の繋がりを広げ、新たに関わってくれる人を増やしていくことが大事だと考えています。
―公民分館活動にかける熱い思いをお聞かせください。
地域の皆さんには、「ここで暮らしていてよかった」と思ってもらいたいです。また、これから中豊島地域に転居される人にも、「この地域に来てよかった」と思ってもらいたいです。だからこそ、私たちはこれからも公民分館の活動を通じて中豊島地域を「人と人がつながり、楽しく過ごせる地域」にしていきます。
【編集後記】
今回、取材したなかてフェスには開催スタートからとても賑わっており、来場者や出店者全員が笑顔で本当に楽しまれている姿が印象的でした。
取材している最中もたくさんのステージ発表、フリーマーケットやビンゴ大会などが開催されており、こどもから大人まで楽しめるイベントであることが分かりました。
今回の取材を通じて、中豊島公民分館の活動が単なるイベントではなく、地域の絆を深める大切な場づくりなのだと参加することで感じることができました。
また、津田分館長のお話から地域の繋がりをつくるやりがいと、それを繋げ続けていく難しさを学びました。
私たち市職員も人との繋がりを意識し、「豊中市に住んでいてよかった」「ここで生きていきたい」と思ってもらえるようなまちづくりをめざし、日々の業務に努めてまいります。
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