豊中市にある「貼る」の秘密基地!谷口シール印刷株式会社へ潜入!
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更新日:2025年12月16日

SNS映えなどをきっかけに再ブーム到来中のシール交換!
こどもから大人まで、世代を超えて楽しめる”シール”。そんなシール業界で長年活躍している企業が豊中市服部西町にあることを知っていましたか?
今回は、創業50周年を迎えた「谷口シール印刷株式会社」を訪問し、シールづくりの現場を取材しました。
目次
創業50周年を迎えた谷口シール印刷の技術力
発注を受けてからシールを製造するまで
無限に広がるシールの可能性
谷口シールがめざす未来
創業50周年を迎えた谷口シール印刷の技術力
―谷口シール印刷株式会社が注力している技術について教えてください
お店で目を引くポップラベルのような、立体的に見えるシールはうちの強みでもある「のり殺し」技術と「抜き加工」技術の組み合わせで生まれています。
「のり殺し」技術とは、シールの粘着面の一部をあえて無効化する加工のことです。これにより、シール全体を貼らずに特定部分を浮き上がらせることができ、
立体感のあるデザインが可能になります。この技術と、シールの形状を精密に切り出す「抜き加工」技術を組み合わせることで、見る人の目を引き、
商品の魅力をより一層引き立てる立体シールが誕生します。

谷口シール印刷株式会社代表取締役 谷口社長
―立体シールは具体的にどのような商品でしょうか
消臭スプレーのボトルラベルなどによく貼られています。お店などで見かけたことがあるのではないでしょうか。のりの種類を工夫することで、
さまざまなニーズに対応しています。

「のり殺し」技術が活用されたシール

豊中市キャラクターのマチカネくんもシールになっています。
―「のり殺し」の技術が活用されたシールは街中にあふれているのですね!他にも力を入れている技術はありますか
デジタル化の進展に合わせて「可変印字」という技術にも力を入れています。これは、印刷の工程で一枚ごとに異なる情報を印字する仕組みです。
通常の印刷は同じ内容を大量印刷しますが、「可変印字」では、製品のシリアル番号や製品ごとに異なる情報を含めたQRコードなど
印字内容を変えながら印刷できます。

「可変印字」の技術により印字されたシール
発注を受けてからシールを製造するまで
―シールはどのような流れで製造されているのですか
発注依頼があれば、まず、営業部門が顧客の要望を詳細にヒアリングし、その情報はすぐに製造現場へ共有されます。
デザインは外部の専門デザイナーと連携し、印刷機の特性を理解した上で最適な形に調整されます。この一貫体制により迅速な対応、短納品を実現しています。
―一貫体制に至ったきっかけを教えてください
シール製造にはさまざまな工程がありますが、社員一人ひとりに深い専門知識と高度な技術力を持ってほしいという考えから一貫体制としています。
それぞれの技術はすぐに身につくものではありませんが、入社後10年以上かけて培われるその技術力は、ラベルコンテストでの入賞実績にもつながっており、
非常に美しい印刷物を生み出しています。

シールを製造している機械の一部
無限に広がるシールの可能性
―高い技術力が創業50周年の信頼と実績につながっているのですね。さらにシールの付加価値を高めるために取り組んでいることはありますか
大阪の印刷工業組合と大阪市が運営するクリエイターセンターが共同開催している「ペーパーサミット」というイベントに3回ほど参加しています。
その中で、「MOJIMAP」や「傘デコアートシール」などのオリジナル製品をクリエイターと一緒に作り、ペーパーサミット限定で販売する取組みを始めています。
―他社との交流もあるのですね
はい。クリエイターだけでなく通販会社やBtoB企業も参加していますので、その中でも企業間のつながりができています。
「ペーパーサミット」だけでなく、工場を見学しながら、モノづくりや仕事現場を体験・体感できる「とよなかオープンファクトリー」への出展は、
シールの可能性をたくさんの参加者へ伝えることができる貴重な機会だと捉えています。
―イベントへの参加に対する社員の反応はありますか
「ペーパーサミット」は他社の取組みを見学することができるので、そこから得られる新しい視点やアイデアは、社員にとってよい刺激となっています。
また、イベントの参加者の反応を直接見ることで、自身の仕事に誇りを持てるような機会となっています。どちらもモチベーションの向上につながり、
さらなる成長への原動力となっています。

オリジナル商品の「MOJIMAP」シール

傘デコアートシール
谷口シール印刷株式会社がめざす未来
―今後、どのような事業展開を考えていますか
特定の分野に絞るのではなく、顧客のニーズに柔軟に対応し、自社製品を活用していただけるようにしていきたいと考えています。
そのためにも、ニーズに対応できるよう新しい機械の導入による最先端の設備と環境を整えながら、印刷の新たな可能性に挑戦していこうと考えています。
―これからの挑戦を楽しみにしています!今日は貴重なお話ありがとうございました
谷口シール印刷株式会社
https://www.ts-p.co.jp/
大阪府豊中市服部西町5-17-20
06-6862-5545
【編集後記】
谷口シール印刷株式会社が「ペーパーサミット」や工場を見学しながら、モノづくりや仕事現場を体験・体感できる「とよなかオープンファクトリー」など
イベントへ積極的に参加し、シール業界全体を盛り上げたいという強い情熱を感じました。
また、谷口さんをはじめ、社員の皆さんが誇りをもってものづくりをされている姿は、とても輝いて見えました。
最も印象的だったのは、「変化を恐れない姿勢」です。こんなことやっていきませんか?という問いから、職人とクリエイターがコラボしてオリジナル商品を開発し、
新たなビジネスを創出する姿勢は、既存の枠にとらわれず、「常に前向きに可能性を追求すること」の大切さを学びました。
今回の取材で学んだ「変化を恐れない」「常に前向きに可能性を追求する」という姿勢を日々の業務を行う上で大事にしていきたいです。また、豊中市内には
人々の生活を支える活力ある企業が数多く存在しますので、このような企業と共に市民のために連携できる取組みを模索し、私たちにできることを一つずつ実践していきたいです。
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総務部 人事課
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