豊中市が誇る音楽大学の魅力~大阪音楽大学ってどんなとこ?~
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更新日:2026年1月13日

皆さんは大阪音楽大学に行ったことはありますか?
豊中市庄内幸町にある大阪音楽大学は、今年で創立110周年を迎えた歴史ある音楽大学です!
約1,000名の学生が在籍し、多様な専攻を通じて音楽を多角的に学べる環境が整っています。また、本格的なオペラ劇場「ザ・カレッジ・オペラハウス」を
併設しており、様々な舞台公演も行われています。
今回は、そんな魅力あふれる「大阪音楽大学」を訪問し、お話を伺いました。

3年目職員が突撃インタビュー!!
目次
発声の裏側にある“技術”と“”努力”
森本学長が語る、大阪音楽大学の“リアル”
音楽漬けのキャンパスライフ
地域と響き合う、学生の成長ストーリー
発声の裏側にある“技術”と“”努力”
インタビュー当日、大阪音楽大学の学生が実践しているボイストレーニングを体験しました。
模擬授業の講師は、大阪音楽大学短期大学部ミュージカル・コース講師の岩本深央先生。
講義の中では、「聞き取りやすい発声」をするための3つのポイントを教わりました。
1.声は「息の流れ」をイメージすること
2.相手に向かって息をコントロールしながら届けること
3.体と呼吸を連動させること
実際に体験してみると、息の流れをイメージし、体と呼吸を連動させることの難しさを実感。大阪音楽大学の学生たちの素晴らしい発声の裏には、
日々の積み重ねと徹底した基礎トレーニングなどの努力があることを学びました。

大阪音楽大学短期大学部ミュージカル・コース 岩本深央教員(右)
森本学長が語る、大阪音楽大学の“リアル”
ボイストレーニング終了後、大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部学長の森本友紀さんにお話しを伺いました。

大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部 森本友紀学長
―創立110年の歴史を誇る大阪音楽大学の魅力を教えてください
本学の魅力は、長い歴史の中で培ってきた「相互理解」という文化や、多彩な専攻で幅広い分野の音楽を学べる環境が充実していることです。
国内外で活躍している教授陣から学べること、プロ仕様の演奏環境の充実、国際色豊かな学生が多いことなども魅力です。
特に「相互理解」という文化は、音楽における創作活動が一人では成り立たないという前提から培われてきたものです。
―国外からの入学希望者もいるのですか
はい、海外からの留学生も年々増えています。
2021年に開催された東京オリンピックでは、日本のゲーム音楽が入場曲で使用されていましたよね。
日本のゲーム音楽は海外でも人気が高く、新たな音楽ジャンルの一つになっていて、日本の音楽を学びに国外から本学への入学を希望される学生が多いです。
―教員として大切にされていることはありますか
AIの台頭により芸術分野の継承など変化の大きい時代となっています。担当している作曲デザイン・コースにおいては、しっかりと次世代に芸術文化を
継承できる人材を育成していきたいと考えています。
過去にニューヨークのブロックポート大学で講師をしていた際、アメリカなどの音楽単科大学では、学生同士が24時間いつでも気軽に音楽について
語り合えるフランクな雰囲気がありました。発表の場では一人に1時間が与えられるなど、音楽に集中して取り組める環境が整っていたのです。
本学においても同様に、学生全員には可能な限り音楽に専念できる時間を作ってあげたいと考えています。
―学生指導の中で印象に残ったエピソードはありますか
音楽理論など、初めは全く理解できず苦戦していた学生が真面目に努力し、壁を乗り越え大きく成長した瞬間がありました。自身の努力で大きな壁を
越えた生徒を目の当たりにした瞬間は、講師として非常に喜びを感じました。
音楽漬けのキャンパスライフ
大阪音楽大学音楽部声楽専攻を首席で卒業し、同大学院音楽研究科声楽研究室オペラ系を修了、現在は演奏家としての活動と並行して職員としても勤務している
西村文花さんにお話を伺いしました。

大阪音楽大学大学院音楽研究科声楽研究室オペラ系卒業生 西村文花さん
―大阪音楽大学への入学を希望したきっかけを教えてください
「音楽が大好き」という気持ちがあったことや、高校の先生に勧められ本学への進学を考えました。その中でも、入学前のトライアルレッスンを通じて
「この人に教わりたい!」と思える先生と出会えたことが、大阪音楽大学を選ぶ決め手になりました。
―大学の4年間でいうと、声楽専攻ではどのようなカリキュラムを受けていましたか
1年生は基礎的な座学や発声などの基礎を固めるカリキュラムを受けました。
その中でも、体育の授業では指をケガしないよう柔らかいボールを使用するなど、音楽活動に影響が出ないような配慮もありました。
2、3年生になると様々な言語の楽曲を学ぶカリキュラムが増え、語学の勉強も行いました。最終学年の4年生ではオペラ実習が始まりますが、
出演するための熾烈なオーディションが行われるなど、厳しい環境でした。
―音楽活動に支障が出ないような配慮があったのですね。入学後に気づいた魅力はありましたか
カリキュラムが非常に充実していると感じました。特に実践的な授業が多く、先生にも「こんなにたくさんのレッスンがあるのは贅沢なことだよ」と
言われたほどです。また、170以上の練習室、377台のピアノ、約52,000点の楽譜が準備されており、思う存分練習できる環境があることも魅力の一つです。
―それだけ環境が整備されているといつでも練習が出来そうですね
現在もそうですが、当時も多くの学生が同じように練習をして成長したいという思いを持っていましたので、自分好みの部屋を巡って練習室の争奪戦がよく発生していました。
どうしても練習室が取れなかった時には、ぱうぜ(学生サロン)にて歌わなくてもできる学習(楽曲分析、語学勉強)をしていました。
―在学中に参加していた課外活動はありますか
声楽専攻の学生たちを中心とした自主公演「tutti」に参加していました。1年に1度開催しており、出演者(歌、オーケストラ)だけでなく
演出、運営、衣装等すべて学生が担っている公演です。私は合唱・キャストとして出演し、その中で先輩からオペラでの立ち振る舞いや舞台の基礎知識を
教えてもらうことができました。
―オペラに関する取組みは隣接しているオペラハウスで行われているのですか
そのとおりで、本学内にある「ザ・カレッジ・オペラハウス」で行っています。他には、学生による演奏会や卒業演奏などもそこで行っています。
オペラハウスで実践的な舞台経験が得られることは、今後音楽活動を行っていくうえでも非常に貴重なものだと考えています。

「ザ・カレッジ・オペラハウス」の舞台側からの光景
地域と響き合う、学生の成長ストーリー
連携支援センターの吉川さんと西村さんにお話しを伺いました。

大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部
連携支援センターリーダー 吉川均さん(右)
連携支援センタースタッフ 西村文花さん(左)
―普段はどんなお仕事をされているのですか
吉川さん:「連携支援センター」では、地域教育研究活動の充実と質的向上を目的に行政・他大学・企業・高校との連携した取組みを推進しています。
豊中市とは豊中市「サウンドスクール」事業や「とよなか音楽月間」などを通じて、地域との連携を積極的に展開しています。

豊中市立螢池小学校で開催された豊中市「サウンドスクール」事業の様子
―様々な連携をされているのですね。大学としての公演はどれくらい行っているのですか
吉川さん:9月から3月までの半年間だけで約40回の主催公演を予定しています。無料の催しもたくさんあるので、ぜひ来ていただきたいですね。
―やりがいを感じる瞬間を教えてください
吉川さん:連携事業を通じて学生が成長する姿を間近で見られることは、やりがいのひとつです。例えば、豊中市「サウンドスクール」事業や施設での
演奏活動では、音楽に関心があるとは限らない相手に向けて演奏や指導を行います。
その中で学生たちは、「どのようなプログラム構成であれば音楽に興味関心を持ってもらえるのか」といった視点を持ち、演奏スキルだけでなく、
司会進行力など実践的な力を身につけていきます。そんな成長する姿を見ることができるのは職員としてのやりがいを感じます。
―ホールと違う場所での演奏は学生にとっても緊張感がありそうですね
西村さん:学校や病院での演奏は聴く人のリアクションをダイレクトに感じますので、ホールでの演奏よりも緊張すると感じる学生もいます。
―職員の立場から見た大阪音楽大学の魅力はなんでしょうか
吉川さん:何よりも音楽に真剣に向き合う学生たちの姿勢にあります。芸術を極めるには、日々の努力や相応の覚悟が必要で、非常に過酷な環境だと感じています。
この環境に真摯に取り組む学生たちの姿には心から尊敬しています。その姿勢こそが大阪音楽大学の魅力だと感じています。
西村さん:音楽や芸術分野に限らず「継続すること」は非常に難しいと思います。ですが、本学では音楽をするうえで必要な「継続すること」を応援してくれる環境が
整備されているところが魅力だと感じています。
―今日は貴重なお話ありがとうございました
大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部
https://www.daion.ac.jp/
大阪府豊中市庄内幸町1-1-8
06-6334-2131
編集後記
取材を通じて強く印象に残ったのは、森本学長の「音楽は一人では完成しない」という言葉と、卒業生・西村さんや連携支援センターの吉川さんがおっしゃっていた
「音楽を届ける力」への気づきです。
さらに、ボイストレーナーの岩本先生による発声体験では、声を「息に乗せて届ける」という考え方に触れ、音楽が単なる技術ではなく、心を伝える手段であることを実感しました。
また学生たちが音楽を通じて人とつながり、成長していくお話に深く感銘を受けました。
この取材をきっかけに、私たち自身も「伝えること」にもっと向き合っていきます。また、日々のコミュニケーションを変えるために、これからの言動が
相手にどう届くのかを意識します。
音楽に真剣に向き合う方たちの姿は、私たちにとっても前向きな刺激となり、これからの自分の仕事や生き方に変化をもたらしてくれました。
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