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第八巻「社会経済」

ページ番号:323509969

更新日:2023年5月25日

本書の内容

 本書は3部・11章構成で、江戸時代の農村地帯から衛星都市へと大きく変貌を遂げた豊中市域における経済の歩みを、時代を映すさまざまな経済活動に焦点をあてながら分かりやすく紹介しています。
 第1部「江戸時代の豊中の社会経済」では、江戸期の年貢や農地売買、訴訟などの農村経済を中心に説明を行い、第2部の「第二次世界大戦以前の豊中の社会経済」では、明治から戦前までの農・工・商の動向を追いながら、現在の豊中市を形作る基礎となった鉄道の敷設や商工業の近代化を取り上げています。
 第3部「第二次世界大戦後の豊中の社会経済」では、戦後飛躍的に増大した財政、社会資本整備など社会経済行政を取り上げるとともに、小売市場の隆盛から市内各地で起きたスーパー間の競争激化、千里ニュータウンの建設や千里セルシーへのダイエー出店など、市内をにぎわした出来事について解説しています。また、名神、阪神各高速道路や阪急電鉄の高架化などの社会資本整備、日本万国博覧会の開催に伴う輸送力問題、大阪空港の変遷なども豊富なデータを用いてまとめています。

左 江戸時代豊中市域で使われていたさまざまな藩札 右上 建設中の名神高速道路豊中インターチェンジ 右下 昭和14年(1939)に大阪第二飛行場として開港した大阪国際空港

左:江戸時代、豊中市域で使われていたさまざまな藩札
右上:建設中の名神高速道路豊中インターチェンジ 手前に伸びるのは府道大阪池田線(『市政要覧』1963年)
右下:昭和14年(1939)に大阪第二飛行場として開港した大阪国際空港(蛍池西町3丁目、平成13年)

本書の構成

第1部  江戸時代の豊中の社会経済
 第1章 近世豊中の社会経済概観

 ・第1節 古代・中世の豊中 ・第2節 江戸時代の支配体制
 ・第3節 村明細帳に見る豊中の村々
 第2章 支配と村・町
 ・第1節 支配と村政 ・第2節 農業経営と村共同体 ・第3節 岡町の形成と発展
 第3章 農村経済と農民生活
 ・第1節 人口動態 ・第2節 農地売買と農地価格の変動 ・第3節 経済訴訟と農民生活 ・第4節 貨幣流通

第2部 第二次世界大戦以前の豊中の社会経済
 第4章 近代豊中の社会経済概観

 ・第1節 近代地方行政機構の成立と豊中 ・第2節 近代豊中の経済概観
 ・第3節 豊中町村の行財政
 第5章 近代豊中における諸産業
 ・第1節 戦前・戦時期の農業の動向 ・第2節 豊中における工業の動向
 第6章 戦前期の豊中地域における商業の展開
 ・第1節 戦前期の豊中地域における商業展開の数量的概観 ・第2節 商業
  集積の形成と展開 ・第3節 日用品小売市場の発展 ・第4節 卸売市場の展開 ・第5節 と場と家畜市場 ・第6節 豊中市の誕生と小売商業振興政策の展開 ・第7節 戦時体制下における豊中市の商業
 第7章 交通の発達と衛星都市化
 ・第1節 箕面有馬電気軌道の開業 ・第2節 都市鉄道としての阪神急行電鉄
 ・第3節 市民生活

第3部 第二次世界大戦後の豊中の社会経済
 第8章 現代豊中の社会経済概観

 ・第1節 戦後豊中の産業の概観 ・第2節 戦後豊中市の財政
 第9章 現代豊中の諸産業
 ・第1節 農業と農村 ・第2節 諸産業の展開
 第10章 戦後の豊中市における商業の発展
 ・第1節 昭和20年代~30年代前半の小売商業の展開 ・第2節 昭和30年代後半以降の小売商業の発展 ・第3節 商業近代化活動の展開
 ・第4節 新しい商業中心の形成 ・第5節 戦後の卸売商業の展開
 第11章 社会資本の整備
 ・第1節 公共事業の発展 ・第2節 陸上交通網の展開
 ・第3節 大阪国際空港の変遷

編集

豊中市史編さん委員会 社会経済部門委員会
社会経済部門委員長=大阪大学・宮本又郎

執筆者

宮本又郎(大阪大学) 上村雅洋(和歌山大学) 植村正治(流通科学大学)
鳴海邦匡(大阪大学) 上川芳実(京都学園大学) 阿部武司(大阪大学)
廣田 誠(神戸学院大学) 赤坂義浩(関東学園大学)
山下麻衣(京都産業大学) (所属は本書発行時点のものです)

発行

豊中市

発行日

平成17年(2005年)3月31日

規格

B5判・1008ページ

価格

1冊 5,400円

お問合せ

総務部行政総務課 豊中市文書館
〒561-0874 豊中市長興寺南3丁目5番2号
電話(FAX共通) 06-6862-5251

総務部 行政総務課
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎3階
電話:06-6858-2047
ファクス:06-6858-2676

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