日本脳炎予防接種
ページ番号:285024898
更新日:2024年4月1日
日本脳炎について
- 日本脳炎は、日本脳炎ウイルスの感染で起こります。
- ブタなどの体内で増えたウイルスが蚊によって媒介され感染します。ヒトからヒトへの感染はありません。
- 潜伏期間は7~10日で、高熱・頭痛・嘔吐・意識障害・けいれんなどの症状を示す急性脳炎になることがあります。
- 感染者のうち100~1000人に1人が脳炎を発症すると考えられており、その他髄膜炎や夏かぜ様の症状もみられます。
- 日本脳炎は、予防接種により罹患リスクを75~95%減らすことができると報告されています。
定期接種対象者及び標準的な接種方法
第1期・第2期 | 対象年齢 |
回数 | 標準接種年齢 |
|
---|---|---|---|---|
第1期 | 初回 | 生後6か月から7歳半未満 |
2回 (1週間以上、標準的には4週間までの間隔をおいて) |
3歳 |
追加 |
生後6か月から7歳半未満 |
1回 (初回2回目終了後6か月以上、標準的にはおおむね1年あけて) |
4歳 | |
第2期 | 9歳から13歳未満 |
1回 |
9歳 |
第1期に初回、追加合わせて3回、第2期に1回と合計4回の接種が必要です。
特例対象者
- 日本脳炎の予防接種は、接種後の重い副反応などの事例の発生により、平成17年(2005年)度から平成21年(2009年)度まで積極的勧奨が差し控えられていました。
- その後新たなワクチンが開発され、現在は日本脳炎の予防接種を通常通りに接種できるようになっています。
- そのため、接種機会を逃した人への接種機会の確保のため、特例対象者が拡大されています。
特例対象者
- 第1期(1回目、2回目、追加)・・・20歳になる前日まで定期接種として接種可能
- 第2期 ・・・20歳になる前日まで定期接種として接種可能
残り回数 | 第1期・第2期 | 接種間隔・回数 | |
---|---|---|---|
平成23年(2011年)5月20日時点で4回残っている人 |
第1期 | 初回 | 2回 (1週間以上、標準的には4週間までの間隔をおいて) |
追加 | 1回 (初回2回目終了後6か月以上、標準的にはおおむね1年あけて) |
||
第2期 | 1回 (第1期終了後1週間以上の間隔をおいて) |
||
平成23年(2011年)5月20日時点で |
第1期 | 初回 | 残り1回 |
追加 | 1回 (初回接種後、1週間以上の間隔をおいて) | ||
第2期 | 1回 (第1期終了後1週間以上の間隔をおいて) |
||
平成23年(2011年)5月20日時点で |
第1期 | 追加 | 1回 |
第2期 | 1回 (第1期終了後1週間以上の間隔をおいて) |
||
平成23年(2011年)5月20日時点で |
第2期 | 1回 |
接種について
接種方法
- 接種の際は母子健康手帳を忘れずに持参してください。
- 13歳以上の人が保護者の同伴なしで接種する場合は、専用の予診票と説明文をお送りします。事前に市担当までお申込みください。また、16歳以上の人は保護者の同意・同伴を必要とせず、予診票の同意欄は接種者本人の署名になります。
- 予診票は、取扱い医療機関または市保健所、庄内・千里保健センターに設置しています。
- 定期の予防接種は全て個別接種となりますので、下記の取扱医療機関で予約のうえ接種してください。
※事前に手続が必要です。
接種費用
無 料
※ただし、対象年齢外の接種は任意接種となり、有料となります。
※任意接種の場合、健康被害が生じた場合に予防接種法に基づく補償が受けることができないため、ご注意ください。
ワクチンの種類
不活化ワクチン
→次に異なる種類のワクチンを接種する場合の接種間隔に制限はありません。(同時接種・同日接種・翌日接種が可能です)
留意事項
- 接種当日は、朝からお子さんの状態をよく観察し、普段と変わったところがないことを確認してください。
- 予防接種を受ける予定であっても、体調が悪いと思ったらかかりつけ医とよく相談して接種するかどうか判断してください。
※37.5度以上の明らかな発熱がある場合は接種できません。
- 接種後30分程度は、急な副反応が出た場合に備え、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。
- 接種後1週間は副反応の出現に注意し、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。また、当日ははげしい運動は避けましょう。
- 母子健康手帳は、予防接種を受けた大切な記録となります。今後接種歴を確認する機会も多くありますので、大切に保管してください。
副反応について
- 接種後、発熱・腫れなどの局所反応・じんましん・発疹が数%見られますが、通常は数日以内に自然に治るので心配の必要はありません。
- 一方で極めて稀にアナフィラキシー様症状、血小板減少性紫斑病、けいれんなどを起こしたとの報告もあります。
- 予防接種によって健康被害(入院が必要な程度の障害など)が生じた場合は、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものと認定されると、予防接種法に基づく補償を受けることができる健康被害救済制度があります。
- 予防接種の効果・副反応などを理解した上で接種してください。
日本脳炎ワクチンの供給不足の解消について
令和3年(2021年)の一部の期間において供給が見合わせられていた1社のワクチンについて、令和3年12月から供給が再開されました。令和4年度(2022年度)以降は十分な量のワクチンが供給できています。
詳細については下記の厚生労働省通知をご確認ください。
乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの定期の予防接種に係る対応について(令和3年1月15日通知)
乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの供給について(更新情報)(令和3年6月25日 厚生労働省通知)
乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの供給について(更新情報)(令和3年12月10日事務連絡)
乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの限定出荷の解除について(令和5年1月19日事務連絡)
厚生労働省リーフレット
お問合せ
豊中市保健所 健康危機対策課 ワクチン係
〒561-0881
豊中市中桜塚4丁目11番1号
豊中市保健所
電話:06-6152-7329
ファクス:06-6152-7328
