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シェアサイクル実証実験の結果

ページ番号:259121306

更新日:2022年9月12日

シェアサイクル実証実験結果をまとめました

 豊中市では、市域中南部における東西の移動を補強するため、令和元年(2019年)11月1日から市域中南部でシェアサイクルの実証実験を開始しました。その後、市全域での効果を把握するため令和3年(2021年)11月に実証実験エリアを市全域に拡大しました。
 実験期間は令和元年(2019 年)11 月から3年間で、今回、実証実験結果をまとめましたので報告します。

実験結果と考察(効果)

  1. サイクルポート数は、当初の27箇所から101箇所に、自転車台数は、70台から265台と、サービスは順調に拡大。
  2. 利用回数は、1,127回/月から9,618回/月と8.5倍に、利用者数は、390人から2,992人と7.7倍に増加し、シェアサイクルは市民の新しい交通手段となっている。
  3. 30分以内の利用が74%、2.5km未満の移動が70%と短時間短距離の移動に利用されている。
  4. 駅を起終点とする移動が63%と公共交通(鉄道)を補完する役割を果たしている。
  5. 区間別では、北急緑地公園駅西~服部緑地西口の利用が最も多く、南北の鉄道路線(駅)から東西への移動に役立っている。
  6. 買い物目的が38%、行動範囲が広がった人が44%と地域の活性化につながっている。
  7. 市域外の利用が34%と都市間連携が強化されている。

見えてきた課題

  1. 基本的に事業に要する費用を市は負担していないが、事業採算性は満足できる状況にない。収入を増やすには、利用回数を増やす必要があるが、これはポート密度には相関があるとされている。海外や東京の事例に比べ豊中のポート密度は低く、とくに北部や駅前の充実を図る必要がある。
  2. 支出に関しては、自転車の再配置やメンテナンスに要する費用を抑える必要があるが、自転車の片寄りやバッテリー不足などメンテナンスの充実を望む声は多い。
  3. 鉄道を補完する役割が大きいが、その連携は十分でない。改札に近い見えやすいポートの設置や乗換案内等の連携強化を検討する必要がある。
  4. 高齢者の利用が少ない。電動自転車の乗り方やスマートフォンの操作などを手助けするような取り組みも検討する必要がある。
  5. シェアサイクルの認知度は4割、利用経験者は2%と低い。効果的なPRの検討実施が必要である。

本格実施の概要

  1. 実験結果として期待する効果が得られ、大きな問題もなかったことから本格化に移行する。
  2. シェアサイクル事業は発展途上であり、採算性も十分でなく、民間事業者の自主的活動に委ねると市全域でのサービスが提供できない可能性があることから市の事業とする。
  3. 市は、基本的に費用負担せず、事業全体を統括するが、運営は民間事業者に委ねる。
  4. 公正に民間事業者を選定するため、8月に公募を実施する。
  5. ポートを年20箇所程度増設し、1平方キロメートル当たり5(現在2.8)箇所、合計170箇所の設置をめざす。
  6. シェアサイクル利用者が多く走行する路線の自転車通行空間整備を推進する。
  7. シェアサイクル利用者が、交通ルール・マナーを遵守するよう交通安全啓発を推進する。

資料

豊中市シェアサイクル実証実験

実験概要については、下記ページを参照ください。

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お問合せ

都市基盤部 交通政策課
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第二庁舎4階
電話:06-6858-2345
ファクス:06-6854-0492

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