このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
サイトメニューここまで

本文ここから

水処理のしくみ(高度処理)

ページ番号:993509820

更新日:2016年7月7日

 原田処理場3系では、高度処理を行っています。標準活性汚泥法と同じく、微生物の働きを利用した処理方法ですが、反応タンクの構造が異なります。

嫌気、無酸素、好気法(3系AからD列)

嫌気、無酸素、好気法概略図
嫌気―無酸素―好気法

 微生物を使って窒素(主にアンモニア)とリンを取り除く処理方法です。反応タンクは、嫌気槽、無酸素槽、好気槽の順番に並んでいます。好気槽からポンプを使って無酸素槽に水を送っています。
最初沈殿池に入ってから、最終沈殿池を出るまでに約22時間かかります。

窒素の除去

 好気槽で、微生物の働きによりアンモニア性窒素から硝酸性窒素に変化したものを循環水ポンプで無酸素槽に送ると、別の微生物が、硝酸性窒素を窒素ガスに変化させます。これが、大気中に放出されることで、窒素を除去します。循環水ポンプを稼働させるため、多くの電気を必要とします。

リンの除去

 一部の微生物は、嫌気槽でリンを放出し有機物を吸収します。そして、好気槽では、吸収した有機物を消費して、放出した量よりもたくさんのリンを吸収します。その微生物を汚泥として排出することでリンを除去します。

凝集剤併用ステップ流入式多段硝化脱窒法(3系E列)

凝集剤併用ステップ流入式多段硝化脱窒法概略図

 窒素除去の効率化を目的として開発された技術で、窒素は微生物を使って取り除き、リンは凝集剤PAC(ポリ塩化アルミニウム)を使って取り除く処理方法です。
最初沈殿池に入ってから、最終沈殿池を出るまでに約18時間かかります。

窒素の除去

 無酸素槽と好気槽を3段並べることで、好気槽の後に無酸素槽が設置されます。嫌気、無酸素、好気法と比べ、循環水ポンプが不要となり、効率的に窒素除去できます。

リンの除去

 リンは、最終の好気槽に凝集剤PAC(ポリ塩化アルミニウム)を添加し、沈殿させます。それを汚泥として排出することでリンを除去します。

砂ろ過

 3系では、高度処理された水は、砂ろ過施設に送られます。砂層でろ過することで浮遊物質を取り除いています。
 処理された水は、猪名川へ放流するだけでなく、スカイランドHARADAのせせらぎ用水や場内の機械の洗浄や冷却水、隣接する豊中市伊丹市クリーンランドでも再利用されています。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問合せ

上下水道局 技術部 猪名川流域下水道事務所
〒561-0806 豊中市原田西町1番1号
電話:06-6841-1100
ファクス:06-6841-3094

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで