いじめや差別(さべつ)、虐待(ぎゃくたい)、ハラスメント(はらすめんと)の加害者(かがいしゃ)となってしまうきっかけは何(なん)でしょうか。何(なん)かムカ(むか)つく、何(なん)か腹(はら)が立(た)つ、何(なん)か気(き)に食(く)わない、うっとうしい、ねたましいなど、きっかけは些細(ささい)なことではないでしょうか。そのうち、自分(じぶん)でも止(と)められないほどエスカレート(えすかれーと)し、きっかけはどうでもよくなって、自分(じぶん)の不満(ふまん)やうっぷん、ストレス(すとれす)を発散(はっさん)するために相手(あいて)を攻撃(こうげき)している場合(ばあい)もあるのではないでしょうか。もしかしたら、加害者(かがいしゃ)も人(ひと)に相談(そうだん)できないような悩(なや)みや不安(ふあん)を抱(かか)えているのかもしれません。しかし、自分(じぶん)がしんどい思(おも)いをしているからといって、人(ひと)をいじめたり虐待(ぎゃくたい)したりすることが許(ゆる)されるものではありません。誰(だれ)かを攻撃(こうげき)することで、一時的(いちじてき)に気持(きも)ちはすっきりするかもしれませんが、問題(もんだい)の解決(かいけつ)にはなりません。誰(だれ)かを攻撃(こうげき)するのではなく、一緒(いっしょ)に問題(もんだい)を解決(かいけつ)してくれる人(ひと)を探(さが)すことが大切(たいせつ)です。
■きっかけや理由(りゆう)はどうであれ、いじめや差別(さべつ)、虐待(ぎゃくたい)、ハラスメント(はらすめんと)という行動(こうどう)を起(お)こすかどうかは自分自身(じぶんじしん)の選択(せんたく)です。自分自身(じぶんじしん)の選択(せんたく)や行動(こうどう)を振(ふ)り返(かえ)ってみましょう。

市立第五中学校生徒会、第十四中学校放送委員会、第十六中学校生徒会の皆さんにご協力いただき、各パネルの内容と説明を読み上げる音声ガイドを作成しました。