カラスによる被害の対策について
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更新日:2023年4月25日
よくある質問
Q.カラスの特徴・習性は?
A.野鳥の中でも特に賢く、愛情が深い生き物です。
- 市街地で見かけるカラスは、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類で、どちらも賢く用心深い鳥です。カラスは一夫一婦制で生涯をともに行動し、子育ても愛情深く夫婦で行います。
- 本来の生活圏は山や森で、朝昼の活動後、夜は集団で「ねぐら」に帰って過ごします。もともとは山や森で、木の実や動物の死骸などを食べて生活していましたが、近年は都市化の影響で活動エリアが市街地に移り、人間の出す「生ごみ」が一番のエネルギー源になっています。
ハシブトガラスはくちばしが太く、ピョンピョンと跳ねるように移動し、ハシボソガラスはくちばしが細く、交互に足を出して歩きます。
Q.カラスが集まる理由は?
A.カラスが集まる理由の一つは、エサ(生ごみ)の採取です。
- 市街地に集まるカラスの一番の目的は「エサ(生ごみ)の採取」で、人間の出す生ごみは容易に多くのエネルギーが取れる絶好のエサになります。カラスを集めない・寄せ付けないためには、エサとなる生ごみを減らし、カラスに狙われないようにすることが最も重要です。
- カラスの多くは、夜は「ねぐら」に集まりますが、「ねぐら」に帰る際に小さなグループをつくり、少しづつ大きなグループになりながら「ねぐら」に帰っていくため、途中でグループ同士が公園やマンションの屋上などに集まることがあります。
Q.追い払い方法は?
A.カラス除けグッズ等を活用してください。
- カラスは警戒心が強く、音や光に敏感で、鏡の反射や懐中電灯の光を顔に当てて追い払う方法も有効です。
- ホームセンターやインターネットで目玉風船等、さまざまなカラス対策グッズが販売されており、それらを使った方法のほか、CDの反射による光や透明のテグス等を不規則に張り巡らせた場所も警戒して近寄りにくくなると言われています。
- 今いるカラスを追い払っても、エサとなる生ごみが取れる状態であれば、別のカラスが集まってくるため、根本的な解決にはなりません。まずは、生ごみなどのカラスが集まる原因を無くすことが最も重要です。
Q.ごみ荒らしを防ぐには?
A.ごみの出し方を工夫し、必要であればカラス除けグッズ等を活用してください。
- 生ごみをできる限り少なくし、水分を切って小袋に入れてからごみ袋の中心部に入れるなど、外から見えないようにしてください。
- カラス対策ネットを用いるなど、カラスがやってきても「この場所ではエサは取れない」ということを学習させてください。
- カラスは警戒心が強いため、カラス除けグッズが設置されている場所にはあまり近寄りません。しかし、これらを長期間設置したままにすると、カラスの警戒心が薄れて再度やってくるようになるため、カラス除けグッズはごみの回収後に片づけ、定期的にグッズを変更するなど、カラスを警戒させて近寄らせないようにしてください。
- ごみの出し方・ごみ荒らしについてのご相談は家庭ごみ事業課まで
- 家庭ごみ事業課 TEL:06-6843-3512
≪参考≫ごみステーションのカラス対策ガイドブック(PDF:5,868KB)
Q.巣作りに伴う威嚇・攻撃を受けた時は?
A.子育て時期は、巣に近づかないようにしてください。
- カラスの繁殖期は3月から7月で、この時期は市街地の高い木や電柱等に子育てのための巣を作ることがあります。普段は人間を恐れて、むやみに近づくことはありませんが、この時期は卵やヒナを守るために、巣に近づく人間に対して威嚇行動をとることがあるため、子育ての時期は、できるだけ巣に近づかないようにし、ヒナが巣立つまで見守ってください(巣立ちまでは約1か月から1か月半です)。
- どうしても巣の近くを通らないといけない時は、巣を必要以上に見ず、背後を警戒しながら速やかにその場を離れてください。威嚇の最終段階の行動として、背後から低空飛行で頭上に近づく「おどし飛行」をすることがあり、その際にカラスの足が頭をかすめることがありますので、帽子や傘などで頭を防除してください。
- これらの方法でも解決しない時は、公園みどり推進課(電話:6843-4141)までご相談ください。
巣やヒナに近寄らない
帽子や傘などで頭を防除
Q.カラスのヒナが巣から落ちていた時は?
A.ヒナに近づかず、そのまま見守ってください。
- 巣立ちの時期(5月から7月)が近づくと、ヒナが羽ばたきの練習を始めます。練習中はうまく飛べずに巣から落ちたり、時には道路や公園等をチョコチョコ歩いていることがあります。そんな時は、親ガラスが上空からヒナを監視しており、ヒナに人間が近づくと大きな鳴き声をあげたり、おどし飛行等をすることがあります。この時は特に威嚇が激しくなるため、ヒナには近づかないでください。
- どうしてもヒナの近くを通らないといけない、ヒナが家の近くまで歩いてきたなどの時には、公園みどり推進課(電話:6843-4141)までご相談ください。
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お問合せ
環境部 公園みどり推進課 緑化自然環境係
〒560-0022 豊中市北桜塚1丁目3番1号 豊中市公園管理事務所(大門公園内)
電話:06-6843-4141
ファクス:06-6845-5813