写真で楽しむ豊中の文化財 原田しろあと館 「大阪星岡茶寮を探して」展示の様子
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更新日:2023年5月10日
豊中市にたくさんある文化財の四季折々の様子を写真で紹介していきます。
職員が維持管理に入ったとき、イベントの様子など、自由な外出がままならない今、写真でほっこりしていただければと思います。
冬の原田しろあと館 展示「大阪星岡茶寮を探して」を開催しました
原田しろあと館の紅葉もすっかり落葉し、冬景色を迎えています。
今回は、令和2年(2020年)12月13日(日曜)から20日(日曜)まで開催しました「北大路魯山人ゆかりの料亭 大阪星岡茶寮を探して」の展示の様子も
あわせてご紹介します。
大阪星岡茶寮とは、北大路魯山人が深くかかわった料亭。
昭和10年(1935)から昭和33年(1958)まで阪急曽根駅の東側に存在し、
日本の名だたる財界人や知識人が集って最高峰のレベルの料理、器、しつらいなどが楽しまれました。
一体どのような料亭であったのか。なぜ、曽根のまちが選ばれたのか。
貴重な資料を通じて往時の面影を紐解く展示でした。
展示はすべて、大阪星岡茶寮の関係者や、当時の曽根を知る住民の方々からお聞きし、集めたもの。
数少ない歴史的にも貴重な資料や、実際に星岡茶寮で使われていた陶器などを見ることができました。
大阪星岡茶寮は料亭ですが、訪れた財界人や知識人が汗を流し、くつろげるよう浴場が併設されており、
その浴槽のタイルまで魯山人が手掛けたのだとか。
会場には実際に魯山人が絵付けした浴場タイルも展示されていました。
莫大な費用と時間をかけて、造作の一つひとつまで丁寧に美を追求したことが伺えます。
それにしても、このような立派な料亭が、ここ曽根の地にあったとは・・・。
会場には大きな地図パネルの展示もあり、かつてそこにあったであろう風景に思いを馳せることができます。
国登録有形文化財・旧羽室家住宅が醸し出す近代和風建築の落ち着いた雰囲気が、
展示内容と相まって、なんとも言えないゆったりとした時間が流れていました。
今年も残すところ、あと少し。
原田しろあと館は、12月26日(土曜)27日(日曜)が年内最後の公開になります。
年明けは1月9日(土曜)から開始です。
皆さま、よいお年をお過ごしください。
展示「大阪星岡茶寮を探して 魯山人に愛されたまち曽根」については、こちら
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