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旧羽室家住宅

更新日:2015年7月31日

写真

登録文化財
旧羽室家住宅
(きゅうはむろけじゅうたく)
所在地 :豊中市曽根西町4丁目4番15号
登録年月日:平成19年(2007)12月5日

 主屋1棟、土蔵1棟、納屋1棟

 旧羽室家住宅は阪急宝塚線曽根駅の西方500メートルにあり、敷地は中世の土豪原田氏の居城の跡地で、「史跡原田城跡」として豊中市指定文化財になっている。昭和初期に開発された松籟園住宅地に含まれ、当敷地はその東端に当たっていた。
 昭和12年(1937)に住友系の役員であった羽室廣一氏が購入し普請したもので、主屋(離れ座敷含む)・土蔵・納屋からなる大型の郊外型住宅である。庭園は城跡の土塁などを活かしてつくられている。典型的な和洋折衷住宅であるが、和風を主としつつそのなかに洋風をよく融和させていて、郊外型住宅の一到達点を見せている。

主屋

 2階建ての母屋部分と廊下で繋がる平屋の離れ座敷からなり、雁行する廊下を多用して余裕のある伸びやかな内部空間を作り出している。1階は玄関ホールに接続するサンルーム付きの応接室、一端に本床を備えた8畳二室の続き座敷(夫婦室)、台所とハッチでつながる暖炉付の洋間の食堂などからなり、離れ座敷は老人室として8畳の床の間と棚に茶炉を備えた主室と6畳の次の間からなる。2階は矩折に棚、床、書院を備えた10畳の主室と7畳半の次の間からなる続き座敷(控の間付)とバルコニー付の洋室からなる。和室まわりは栂材を多用している。
 主人室や二階座敷および老人室の南縁は畳と小間の板間からなる4分の3間幅の広縁で、その天井仕様を幅広の板を大和打あるいは小幅の面皮材の目板打としたりするなどの変化をつけていたり、階段室の網代天井など各所の細部にそれとない工夫が凝らされている。

土蔵

 4間×5間の切妻造り木造瓦葺2階建で、外側は大壁(モルタル塗)とし、上下階とも小庇つきの窓には片開きの鉄板扉を装置している。内側は白漆喰塗の真壁で、下部を腰板張とし、二階は地棟を用いて伝統的な手法を見せている。主屋に多数残されていた戦前期の家具や旅行鞄、戦前・戦後期の往時の生活内容を窺うことができる調度や備品類などを、現在はここに収納・保存している。

納屋

 2間×4間の切妻造の木造瓦葺平屋建で、のちに桁行を北側に2間分拡張している。梁間の半分は軒下の吹放しになっている。土蔵と同様、外側は大壁(モルタル塗)、内側は真壁(下部腰板張)である。建具も当初のままと考えられる。

 この住宅は戦時の統制令がかかる直前の、昭和前期の豊かな住宅建築のおそらく掉尾を飾るもので、建築意匠の面でも見所が多く、住宅都市ともいえる豊中地域にとっては大きな史的意義をもつ。加えて戦国期の史跡の上にたち、それを巧みに活かしていることも高く評価される。なお当住宅の持ち主は、戦後になってから羽室家から他家に変わり、現在は豊中市の所有に帰している。

お問合せ

教育委員会事務局 生涯学習課
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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