猫は完全室内飼育に努めてください
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更新日:2023年4月26日
猫は屋外を走り回るもの、室内に閉じ込めるなんてかわいそうと思っていませんか。
残念ながら、猫にとって屋外は危険なものであふれかえっています。
また、知らず知らずのうちに近隣住民の迷惑になっているかもしれません。
猫は環境さえ整えば、屋内で十分に幸せに暮らすことのできる生き物です。
飼い主さんは、完全室内飼育に努めていただきますようお願いします。
猫を屋外に出すとこんなデメリットを引き起こすおそれがあります
交通事故にあう
交通量が多くなった現在、車やバイクにひかれた多くの猫を市が収容しています。
迷子になる
普段は家に戻ってくる猫でも、発情期やちょっとした環境の変化で戻れなくなることがあります。
特に猫伝染性腹膜炎や猫免疫不全ウイルス感染症などはワクチン予防ができず、致死的な病気です。
近隣住民に迷惑がかかる
庭や花壇などに糞尿をしたり、家に侵入したりして、飼い主さんに損害賠償責任が生じることもあります。
室内飼育をすることで、これらをほぼ100パーセント防ぐことができます。
完全室内飼育のポイント
外を眺める場所
窓の外を眺めることで猫が退屈を感じにくくなります。
くつろげる場所
柔らかい布の上や、暖かい場所を好みます。
隠れ場所
猫は本来臆病な動物です。驚いたときなどに逃げ込めるスペースを用意してください。
トイレ
大きめのトイレにし、数は猫の数+1個用意してください。また、清潔に保つように心掛けてください。
上下運動できる場所
上下運動できる場所があれば猫は自分でエネルギーを発散し、ストレスによる問題行動を予防できます。
爪とぎ
爪とぎは猫の習性です。家具や柱で爪とぎをしないよう、専用のものを用意してください。
ケージ
子猫のうちからケージに慣れさせておくと、災害時や入院時にも安心して入っていられます。
避妊去勢手術
繁殖を望まないのであれば、避妊去勢手術をおすすめします。
発情中のスプレー行為や鳴き声などの問題行動や、前立腺腫大や乳腺腫瘍などの生殖器の病気を予防でき、さらには不幸な子猫をうみだす原因を除去できます。
安全対策
脱走しないよう窓や扉の戸締りを徹底してください。
また、電気コードや観葉植物など口にすると危険なものを片づけてください。
ただし、万が一の脱走に備え、首輪や迷子札、マイクロチップなどを装着しておきましょう。
※令和4年6月1日から「改正動物愛護管理法」が施行され、販売される犬や猫へのマイクロチップの装着・登録が義務付けられました。
指定登録機関に登録されたマイクロチップを装着した犬や猫を家族に迎え入れた飼い主は、新しい飼い主の情報に変更登録をする必要があります。
なお、一般の飼い主が既に飼養している犬や猫へのマイクロチップの装着は努力義務です。
それでも猫が逃げ出してしまったら
こちらのページを参考にしてください。
のら猫について
のら猫についてはこちらのページを参考にしてください。