のら猫について
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更新日:2024年4月16日
猫よけ器の貸出し申込みは保健所窓口での受付のほか、電子申込システムでも手続きが可能です。
のら猫をこれ以上増やさないために
のら猫の寿命は3~4年、飼い猫の寿命は約15~20年と大きな差が表すように、のら猫は厳しい環境の中生活し、やがて感染症や交通事故などでその命を落としていきます。
一方で、地域によってはのら猫が異常に増え、糞尿被害による環境悪化などが生じ、住民との間に軋轢が生じています。
猫を捕獲すればよい?
保健所では猫の捕獲は一切していません。
歩けないほど負傷している場合などは動物愛護の観点から保健所が保護・収容します。しかし、猫は首輪をつけずに放し飼いにされている場合も多く、外にいる猫が飼い猫かのら猫かの区別がつかないこと、また駆除目的での猫の捕獲は認められていないことから、保健所では猫の捕獲はしていません。
エサやりを止めさせればよい?
糞尿被害でお困りの方から、「エサやりを止めさせるべき」というご意見をいただくこともあります。
しかし、これまでしていたエサやりを急に止めさせても、猫はすぐにはいなくなりません。
ゴミあさりやケンカが増え、かえって被害が拡大することもあります。
最終的には、エサを求めて近接地域に猫が移動しますが、近接地域に猫被害が移るだけで根本的な解決にはなりません。
では、これ以上不幸な命を増やさないために、また住民とより良く共存していくために、どのようなことができるでしょうか。
のら猫の糞尿被害に対する対応について
前述したとおり、保健所でのら猫を捕獲することはできませんので、のら猫による糞尿被害には自衛対策を講じてください。
ご自宅の構造や環境によって対策も変わってきますが、1つの方法として保健所では2週間猫よけ器(超音波発生装置)の貸出しを行っています。貸出し状況等により、数日お待ちいただく可能性もありますので、事前にお問い合わせください。豊中市電子申込システムから申込みをされる場合は、下記リンクからお申込みください。
のら猫の侵入対策については下記をご覧ください。
また、愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。
のら猫にエサをやることについて
何も対策をとらずに無責任にエサだけをやっていると、のら猫が集まり、簡単に繁殖が行える状態となり、不幸な命を次々に産み出す悪循環を招いてしまいます。また、残されたエサにカラスなどが集まり、周辺の環境を悪化させる原因となります。
猫にエサをやり始める前に、以下のようなマナーを守れるかよく考え、マナーを守れないと思う場合はエサをやらないでください。
どうしてもエサをやる場合は、以下のようなマナーを必ず守りましょう。
エサをやる際のマナー例
1. 避妊去勢手術をして繁殖させない
2. 手術済み(または手術予定)の猫だけにやり、エサを置いたままにしない
3. 糞尿などの清掃をする(エサ場の近くにトイレを設置することも有効)
4. 地域の方々とよく話し合い、理解を得る
※ これらは一例です。問題解決のために、関係者が互いが納得できる方法を見つけることが重要です。
のら猫の避妊去勢手術、TNR活動について
のら猫の増加を食い止めるための方法の1つとして、「TNR活動」という取り組みがあります。
TNR活動とは、のら猫を捕獲(Trap)し、避妊去勢手術(Neuter)を受けさせ、元居た場所に戻す(Return)活動で、市内でも市民の皆様により取り組みが進められています。
のら猫に避妊去勢手術を施すことで、新たなのら猫が増えなくなるだけでなく、発情期の鳴き声も抑えることができます。
豊中市では避妊去勢手術助成金制度を設け、のら猫の避妊去勢手術を市民の方々のご協力のもと推進していきます。
ペットは終生飼育が原則です!
動物を飼うということはその動物の命を預かるということです。
必ず最後まで面倒を見てください。
愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。
地域全体でのら猫と向き合うこと
豊中市だけではなく日本各地で、のら猫をめぐって様々な考えの住民たちの間でトラブルが発生しています(すぐにいなくなって欲しい、共存しながら減らしていきたい、とにかく可哀相だから世話をしたい…など)。
いずれの方々も、のら猫の問題を何とかしたいという思いは同じはずです。お互い歩み寄り、のら猫を減らしていく方法についてじっくり話し合うようにしてください。
飼い猫の室内飼育について
こちらのページを参考にしてください。
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