皆さん、晴れの姿、立派です。
おめでとう。
式辞を述べる前に一言、皆さんと想いを一つにしたいことがあります。
まず、この元日に起こった大きな地震で亡くなられた方に哀悼の意を表したいと思います。
そして、今もなお、大変な思いをしておられる被災者の方に、心からお見舞いを申しあげたいと思います。
豊中市はこの大震災に関して、元日から豊中市消防局から高度救助隊1隊、救急隊が1隊。そして3日から給水隊が1隊出ております。
そして、今も雪の中で救助あるいは救難活動を行っています。
そして、義援金の受付は本日の会場受付のところでやっております。
離れていても、私たちはともにある。できることを皆さんと一緒に、心を一つにして支援していきたいと思っております。

「豊中市成人式 はたちのつどい」 記念式典の挙行にあたり、ご挨拶申しあげます。
本日、晴れて成人の日を迎えられた3,846人の皆さんに、心からお祝いを申しあげます。おめでとうございます。
本日のこの成人式は、大阪大学・文化芸術センター・大阪音楽大学の3つの会場をオンライン中継で結び、開催しています。
また、ライブ配信により、出席がかなわなかった方ともつながっています。皆さんの新たな門出をお祝いすることができ、大変嬉しく思います。
さて、昨年は、約3年間にわたり続いたコロナ禍を乗り越え、まちに賑わいが戻り、未来に向かって大きく躍動する1年になりました。
そして、皆さんと同じ世代で、豊中市にゆかりのある若者の活躍が光り、明るい話題を届けてくれました。
日本陸上競技選手権大会男子100メートルで優勝された第十四中学校出身の坂井隆一郎さん、U-18ベースボールワールドカップで日本代表の初優勝に貢献された第四中学校出身で履正社高校の森田大翔さん。また、全国大会で中高ダブル優勝を果たした箕面自由学園中学校・高校チアリーダー部。同学園中学校チアリーダー部は、世界大会でも優勝され、高校チアリーダー部は来月、日本の高校で初めてNBAのハーフタイムショーに出演されます。
様々な分野で、皆さんと同じ若者たちが日本、そして世界の舞台で躍動され、豊中市民に夢と希望と感動を与えてくれています。
また、来年には、20年ぶりに日本で、さらに地元・大阪で大阪・関西万博が開催されます。車の自動運転や3Dプリンター、生成AIなどの新たな技術が社会を変えつつあり、また宇宙旅行や、AI同時通訳による「言葉の壁がない世界」など、これまで想像でしかなかったものが現実のものとなる、新しい時代が近づいています。
そして、その新しい時代の主役となるのは、他でもない皆さんです。若い皆さんの可能性は無限です。これまでの価値観や常識にとらわれることなく、自分の信じる分野で、それぞれの人生を切り拓いてください。
これからの人生、時に悩み、多くの困難や壁にぶつかることもあるでしょう。自己研鑽に励むとともに、家族や仲間の助けも得ながら、それぞれのステージで活躍されることを願っています。皆さんの成長を心から応援しています。
豊中市では、皆さんのような若い世代や、子育て世代が、ずっと住み続けたいと思えるまちづくりを進めています。引き続き、若い方たちに選ばれるまち とよなか、これを皆さんと一緒にこのまちづくりを進めてまいります。
結びに、式典の開催にあたりご尽力いただきました関係者の皆様、そして企画委員の皆さん、ありがとうございます。皆様に厚くお礼申しあげます。そして、本日主役である、成人の日を迎えられました皆様に心からお祝い申しあげ、ご挨拶といたします。

令和6年（2024年）1月8日

豊中市長　長内　繁樹