令和7年11月28日の市議会12月定例会におきまして、「令和6年度大阪府豊中市各経済歳入歳出決算」及び「令和6年度豊中市病院事業会計歳入歳出決算」について不認定となりました。
本市では、平成元年度以降で決算が不認定となったことはなく、今回の市議会における決算不認定のご判断を、重く真摯に受け止めています。
議員のみなさまの認定・不認定にかかわらず共通したご意見は、契約事務の不適切な取扱いに関することでした。
契約事務に関する一連の内容については、契約事務の執行状況調査結果報告書の公表後、監査委員への監査の依頼及び公正取引委員会への報告を行い、見積書徴取に係るルールの作成及び随意契約ガイドラインをはじめとする事務手続きの改正を行いました。
私はこれらの実施内容が実効性のあることが大切であると考えています。
引き続き、点検・見直しを繰り返して、より実効性の高いものにしていくとともに、契約事務の原則である「競争性・公平性・透明性・経済性」の確保を徹底し、全庁を挙げて改善と再発防止に取り組んでまいります。
また、今回の契約事務に関する一連の事案は、これまでの本市における事務慣行によるものが大きいと考えています。
契約事務以外にもこのような慣行にとらわれた事務処理になっているものがあれば、職員一人ひとりから私に直接報告できるような仕組みを設け、常に事務改善に取り組み、事務遂行を効果的・効率的で、透明性の高いものとしてまいります。
今回の不認定によって、すでに執行された収入や支出の効力に影響はありませんが、市民の皆さまに、より一層信頼いただける市政の実現に向け、引き続き全力を尽くしてまいります。

　令和7年（2025年）12月1日

　豊中市長　長内　繁樹