新成人の皆さん、おめでとう。
今日の晴天の成人式、天気も皆さんの門出を祝ってくれています。
皆さんの今日の晴れ姿を拝見させていただいて、感慨もひとしおです。
この2年間は、コロナということで、皆さんに大変な思いをさせました。
立派に育ってくれて、ありがとう。
そして、元気に大きくなってくれてありがとう。

　「成人式記念式典」の挙行にあたり、ご挨拶を申しあげます。

　本日、晴れて成人の日を迎えられた3,897人の皆さんに、心からお祝いを申しあげます。
　誠におめでとうございます。
　開式にあたり、豊中市に本拠を置く日本センチュリー交響楽団による演奏で、新たな門出を祝福させていただきました。
　本年の成人式におきましては、ここ市立文化芸術センターと、皆さんが卒業された中学校の体育館17か所をオンライン中継で結んで開催しています。
　また、ライブ配信も行っており、本日出席のかなわなかった方や、ご家族をはじめ、祝福するすべての方とつながっています。
　こうして、皆さんが生まれ育ったところで、お祝いすることができることを大変嬉しく思っています。

　さて、今なお続く新型コロナウイルス感染症の世界的な流行は、私たちの生活様式、価値観を大きく変えました。
　マスクの着用や手指消毒、黙食や人との距離の確保などが求められる一方、リモートワークやオンライン教育、テイクアウトデリバリーなど、人々の知恵と工夫により、可能性や選択の広がる社会となりました。
　豊中市役所でも、デジタル技術を活用し、すべての行政手続きのオンライン化などに取り組んでいます。

　本日お集まりの皆さんは、21世紀という新たな時代に入り、お生まれになりました。
　民間人の宇宙旅行や、自動車の自動運転、ドローンによる空からの宅配や災害対応などがすでに実現し、さらに、空飛ぶ車の試行実験も始まっています。
　皆さんが生きるこれからの未来は、これまで想像や夢でしかなかったことが実現する世界です。

　いま、我が国は、コロナ禍という国難に立ち向かっています。
　アフターコロナの世界を築くのは、今日、会場におられる新成人の皆さんです。
　押し寄せる危機を、変革のチャンスと捉え、困難な状況であっても自分の力を信じ、勇気をもって目標に向かって進んでください。

　昨年開催された東京五輪においては、高校野球発祥の地豊中 親善大使である山田哲人選手が金メダル獲得に大きく貢献されました。
　また、陸上やスケートボードをはじめとする多くの競技において若い世代の台頭が見られました。
　若い皆さんの可能性は無限大です。
　これまでの価値観や常識にとらわれず、新たな発想で未来を創造してほしいと思います。
　そして、これからの社会を創る主人公として、笑顔と活気に満ちたまちづくりの歴史を、私たちと一緒に紡いでいただきたいと期待しています。
　皆さんの活躍を私も心から応援しています。

　結びに、式典の開催にあたりご尽力をいただきました、企画・運営ボランティアの皆様に厚くお礼申しあげますとともに、皆様のご健勝とご多幸を祈念しまして、ご挨拶といたします。

令和4年（2022年）1月10日
豊中市長　長内繁樹

最後に一言お願いです。
せっかくのお祝いです。
羽目を外しすぎないように気を付けてください。
おめでとうございます。