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ペット動物の適正飼養について

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更新日:2024年1月17日

終生飼養について 『最期まで大切に飼いましょう』

ペットは飼い主の生活を様々な形で豊かにしてくれる、かけがえのない存在です。
同時に、飼い主にはペットの命を預かる責任が生まれます。
ペットはただかわいいだけの存在ではありません。けがや病気もするし、認知症になることもあります。

家族として迎える前に、一生を終えるまでしっかりと世話をすることができるのかを考えましょう。
そして、家族に迎えたら、それぞれの習性に合った飼い方をし、健康や安全に気をつけて最期まで責任を持って飼いましょう。

飼う前に考えよう

「ペットショップに行ったらかわいい動物がいっぱい!一緒に暮らしたい!」こう思うのは自然なことかもしれません。
でも、そこで衝動的に連れて帰ってはいけません。その動物のことをあなたはどれだけ知っていますか?
本当に自分が最期まで世話をすることができるのか、よく考えましょう。

いぬのこと

犬はずっと昔から私たちの近くで暮らしてきた、人間とつながりの深い動物です。人間の仕事を助ける役割も果たしてきており(使役犬)、一言で犬といっても、大きさも性格も多種多様です。
例えば、ミニチュアダックスフンドは可愛らしく人気のある小型の犬種です。もともと狩猟犬として活躍してきた犬種のため、吠えやすい傾向があると言われています。シェットランド・シープドッグやボーダー・コリーは、羊を追う仕事をしてきた犬種のため、ある程度の運動を必要とします。
このように、犬種によって色々な特徴があります。(すべてに当てはまるわけではありません)
また、犬の寿命は近年医療技術の向上などにより延びてきており、15歳以上の犬を見ることも珍しくなくなりました。それに伴って、認知症を発症したり、身体的な介護を必要としたりすることも増えてきています。
もし、今子犬を家に迎えることを考えているなら、あなたは15年後もちゃんと世話ができるのか、考えてから飼わなければなりません。
また、犬には守らなければならないルールがたくさんあります。
愛犬との暮らしが最期まで素敵なものになるように、きちんと勉強してから飼いましょう。

飼い犬登録と狂犬病予防注射

飼い犬が人を咬んだ時の届出について

ねこのこと

猫も人間と長く一緒に暮らしてきた動物です。最近は猫ブームと言われるように、特に人気が高まってきています。猫の寿命も医療技術の向上などにより延びてきており、20歳以上の猫を見ることも珍しくなくなりました。
犬ほど種類によって大きさに違いは出ませんが、やはり種類によって性格の傾向やかかりやすい病気などがあります。そういったことを事前に知っておくことで、飼い方やご飯に気を付けてあげることができます。
また、猫で特にお願いしたいことは、室内飼育の徹底です。昔は家の中と外の出入りを自由にする飼い方が多かったのですが、外は事故や感染症、迷子など危険がいっぱいです。
猫は上下運動ができますので、高い所に行ける環境を整えてあげることで、完全室内飼育でも運動不足になることはありません。お家の中で、安全に飼いましょう。

猫の室内飼育について

猫をお迎えするにはまだまだ知らなければならないことがあります。
愛猫との暮らしが最期まで素敵なものになるように、きちんと勉強してから飼いましょう。

うさぎのこと

うさぎは大体寿命が5年から8年と言われており、主な食餌は乾燥牧草(チモシー)とペレット(ラビットフード)です。草食動物のため、常に胃腸を動かしておく必要があります。いつでも新鮮な水と新鮮な牧草を食べられるようにしてあげましょう。牧草をよく食べることで、不正咬合(咬み合わせが悪くなること)や消化器系の病気を防ぐことができます。
また、体調が悪くてもそれを見せないようにすると言われており、気が付いた時には手遅れになることがあります。食欲やおしっこ、糞の状態を細かく観察して、ちょっといつもと違うなと思ったらすぐに病院に連れていきましょう。(うさぎをみてくれる動物病院を事前に見つけておきましょう)
「寂しいと死んじゃう」「水は飲まない」「耳をつかんでだっこする」これらはすべて間違いです。
うさぎは繁殖力の強い動物です。「寂しそうだから」と安易にオスとメスをペアで飼うと、あっという間に増えてしまいます。避妊・去勢手術をすることでむやみな繁殖を防ぐことができ、また、生殖器の病気を防ぐこともできます。飼い主さんが十分に愛情を注いで飼うことのできる頭数に抑えましょう。
うさぎはもともと被捕食者なので、抱っこは苦手な子が多く、骨ももろいため、ぬいぐるみのように抱っこするのには向きません。耳はとてもデリケートな器官なので、耳をつかんで抱っこもNGです。
なお、屋外で飼われているうさぎもいますが、暑さに弱い動物なので、空調管理が必要です。
愛兎との暮らしが最期まで素敵なものになるように、きちんと勉強してから飼いましょう。

鳥やハムスター、そのほかのペット動物のこと

ペットとして飼われている動物には、犬や猫、うさぎ以外にもたくさんの種類がいます。
どんな動物も、飼うからには最期まで責任をもって世話をしなければなりません。
安易に飼わずに、寿命はどのくらいか、家ではどんな環境が必要か、みてくれる動物病院が近くにあるかなど、調べてから飼うようにしましょう。

もしもの時のために

ペットを最期まで適切に飼うことは飼い主の責務です。
犬や猫が長生きできる時代になりました。15年以上生きることも珍しくありません。餌代だけでなく医療費等のお金もかかります。
本当に、最期まで面倒をみることができますか?
急な引っ越しや入院などでペットを飼い続けることができなくなるかもしれません。
飼えなくなった時のために、セカンドオーナーを事前に見つけておきましょう。

リードを付けない犬の散歩や放し飼いは禁止

大阪府動物の愛護及び管理に関する条例により、リードを付けない犬の散歩や放し飼いは禁止されています。
飼い主が犬を確実に制御するため、リードを短く持つ等適切な長さのリードを用いてください。
犬をしっかりと制御できる飼い主が散歩に連れて行き、散歩中は犬に細心の注意を払いましょう。
飼い主が気付かないまま犬が家から抜け出す事例がありますので、犬の逸走(走って逃げてしまうこと)に注意をしてください。

散歩中の糞尿処理

排泄を自宅で済ませてから散歩に行きましょう。
自宅での排泄を習慣としておくと、高齢犬等の介護が必要となった際に世話をしやすくなります。
散歩中に排泄してしまった糞は必ず家に持ち帰りましょう。散歩中の排尿はペットシーツで吸収するか、ペットボトル等に入れた水で洗い流しましょう。排泄物の放置は他の方にとって迷惑となります。
糞を公共の場所に放置することは豊中市の条例で禁止されています。

鳴き声の配慮

飼い主は気にならない鳴き声であっても、近隣住民にとっては迷惑に感じている場合があります。
必要以上に犬が吠えているようであれば、ドッグトレーナーや獣医師に相談したり、しつけに関する本を読んで原因を探り、対策を行いましょう。

動物由来感染症

動物由来感染症とは、動物から人に感染する病気の総称で、狂犬病やパスツレラ症等様々な病気があります。
動物は無症状であっても病原体を保有していたり、人から動物へ病気をうつすことがありますので、以下のような点に注意しましょう。

・口移し等の過度な接触はやめましょう
・人と動物双方の感染症予防のため、動物を触る前後は手を洗いましょう
・糞尿は速やかに処理する等、動物の身の回りは清潔にしましょう

災害への備え

災害時にペットを守ることができる人は飼い主だけです。
平常時から災害への準備をしておきましょう。

所有者明示

飼い犬や飼い猫が迷子になった際、身元を示すものがあれば飼い主の元へと戻れる可能性が高くなります。
迷子札やマイクロチップ等を装着して飼い主が分かるようにしましょう。
犬については、鑑札と注射済票の装着が狂犬病予防法で義務付けられていますので、必ず犬に着けておくようにしてください。
(マイクロチップを装着し、「犬と猫のマイクロチップ情報登録サイト」に登録されている犬については、マイクロチップが鑑札と見なされます。)

病気の予防

普段からペットの様子を観察しておきましょう。
動物は自分の不調を飼い主に言葉で伝えることができません。
毎日、元気、食欲、糞尿の状態をしっかりと確認しておき、気になることがあれば動物病院を受診してください。
体調の良い状態の時から、健康診断などに通って、かかりつけの動物病院を作っておくと安心です。

避妊・去勢手術

子犬や子猫を希望する場合以外は犬や猫に避妊・去勢手術を受けさせましょう。
手術を受けさせることによって、一部の病気の予防やストレス軽減の他に、マーキング行動の減少や性格が落ち着く場合もあります。

遺棄、虐待の禁止

動物に対する遺棄(捨てること)、虐待は犯罪です。
動物を飼い始めたら最後まで適切に飼い続けることは飼い主の責務です。

多頭飼育の届出制度

大阪府において犬及び猫をあわせて10頭以上飼育している場合は、大阪府へ届け出が必要です。
詳細は以下のリンク先をご覧ください。

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お問合せ

健康医療部 保健安全課
〒561-0881
豊中市中桜塚4丁目11番1号 豊中市保健所
電話:06-6152-7321
ファクス:06-6152-7328

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