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女性の健康づくり

ページ番号:233291705

更新日:2025年4月1日

女性の健康には思春期、成熟期、更年期、老年期と、女性ホルモンの動きが大きく関係しており、さまざまなライフステージ・ライフイベントによって、男性とは異なった心身の変化をしています。女性ホルモンは性器だけでなく、骨、脳、心臓や血管、皮膚や粘膜、関節や筋肉、自律神経、免疫機能にも作用し、妊娠を安定させ、女性の心身を守ろうとしています。そしてホルモンの分泌は一定でなく、急激な減少や喪失が訪れるなど繊細に変化します。女性の健康はその心身の状態が人生の各段階に応じて大きく変化することを知って、ついついおろそかにしがちな自分のからだを大切に、心身ともに健やかに過ごしましょう。

女性の健康とライフステージ

女性の健康には女性ホルモンが深く関わっています。そのため、女性のこころやからだは各ライフステージによって微細に変化し、気をつけたい病気や症状も変わってきます。

女性が知っておきたい健康の常識(女性のライフサイクルと健康)

“やせすぎない”がちょうどいい

知っていますか?「やせ」のリスク
豊中市の若い女性の5人に1人が「やせ」ています。
BMI(Body Mass Index)が適正範囲ではない、やせている女性は、栄養不足や無月経、将来元気な赤ちゃんを産みにくくなる、骨粗しょう症になりやすくなるなど、たくさんのリスクがあります。自分の適正体重を知って、ずっと自分を大切にできるように、今から生活習慣を見直しましょう。

女性のやせ(BMI18.5未満)の割合 16歳から29歳女性の5人に1人がやせ

今からできる6つのアクション

1.ちょうどいい体重(適正体重)を知る

18~49歳の適正体重の範囲は、BMI値で18.5~24.9。
やせ(18.5未満)は無月経や低出生体重児を産むリスクが高まります。また、その子が大きくなると生活習慣病にかかるリスクが高いといわれています。
自分のBMIを測定してみましょう↓

2.栄養バランスを整える

朝食を抜かない、主食・主菜・副菜がそろった食事が大切です。

主食、主菜、副菜の説明

バランスのよい朝食レシピ、コンビニごはんでもバランスのとれるヒントはこちらから

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3.適度に運動

+10(プラス・テン)から始めてみませんか?
今より10分多く体を動かすだけで、健康寿命を伸ばせます。

4.NO!たばこ

タバコを吸うと?
 血液の流れが悪くなり、コラーゲン(潤いのある肌のもと!)の生成や維持機能を大きく低下させるといわれています。
スモーカーズフェイス知ってますか?
 喫煙の影響で口びるが分厚くなり、目や口びるから深いしわができ、やつれて病気のように見える顔つきのことです。
その他にもこんな影響が・・・
 タバコに含まれる有害物質の影響で歯は黄ばみ、歯ぐきは黒ずみ、歯周病(口臭の原因になる)にかかりやすくなります。
 特有の口臭は歯磨きでは完全にとれません。
最近の知見!女性×タバコの影響・・・
 ・女性はニコチンに対する抵抗性が弱いです
 ・悪性新生物として肺がん以外にも多くの癌の発生率が高くなります
 ・女性ホルモンの分泌を抑える、生理不順、生理痛、不妊、骨を弱くするなど女性特有の病気をもたらします
 ・全身の血行不良を引き起こし、肩こり、腰痛、冷え性などつらい症状の原因にもなります
 ・妊娠中や授乳中の喫煙は、赤ちゃんへ十分酸素が行き届かず、低体重児が生まれる、発育が遅れるといったリスクが増加します
自身に喫煙習慣がなくても、受動喫煙により影響を受け、このように健康にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

5.ストレスはためこまない

自分のストレスサインに耳を傾けましょう
 
女性のほうが男性よりもストレスを感じやすいと言われています。これには、女性ホルモンの分泌量の急激な変化によって起こる症状や、結婚や出産などライフイベントによる環境や役割の変化などが関係すると考えられています。 自分のストレスサインに早く気付くことができると、気分転換をしたり、休息を取ったりするなど早めにセルフケアすることができます。

ストレスとは

  外的刺激(環境的・身体的・心理的・社会的要因)により緊張している状態です。就職や結婚など、一般的にはうれしいこととされる変化もストレスに

 なりかねません。そして、ストレスサイン(症状)も人それぞれです。
・気持ちが沈んで憂うつな気持ち
・なかなか元気が出ない
・イライラして、怒りっぽくなる
・胸がどきどきして、息苦しさがある
・食欲がない
・なかなか寝付けず、ぐっすり眠れない
・睡眠中に何度も目が覚める
などが挙げられます。
ストレス症状や心の不調がなかなかおさまらず、普段の生活に影響が出るなどあれば、早めに対処することが大切です。もしも、自分のストレスサインに気付いたり、ストレスで苦しさを感じるようならば、専門家に早めに相談してみましょう。


6.アルコールは控えめに

まず初めにお酒の基礎知識から
同じコップで飲んでも、ビールコップ1杯と焼酎コップ1杯では酔い方がだいぶ違うのは、お酒の濃さ(%)が異なるので当然です。身体への影響は、飲んだお酒の中に含まれているアルコール量(純アルコール量)によって考えます。
主な酒類の純アルコール量(お酒に含まれるアルコールの量)換算の目安 
ビール(5%)500mlで20g、日本酒(15%)180mlで22g、ワイン(12%)120mlで12g、チューハイ(7%)350mlで20g、ウイスキー・ブランデー(43%)60mlで20g
女性にとっての適度な飲酒量
女性は男性に比べて体も肝臓も小さく、アルコール分解速度が遅く、肝臓に負担をかけてしまいます。分解速度は個人差が大きいのですが、厚生労働省は「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」として「1日平均で女性は20g以上、男性は40g以上の飲酒を続けていると、糖尿病や高血圧などさまざまな健康問題のリスクが高まる」としています。 
妊娠中や授乳中はお酒を控えましょう、など家族や友人などの周囲のサポートしてもらいながら、適切な飲酒を心がけましょう。

飲酒量

女性のがん予防

女性特有のがんには「乳がん」や「子宮がん」などがあります。
子宮頸がんは20代後半から増加します。
ワクチンで予防することができ、予防接種を受けることは、自身がその感染症を予防するだけでなく、妊娠中や産後に胎児や赤ちゃんへ母子感染をおこさないためにも大切です。
乳がんは女性が最もかかりやすいがんです。
自分の乳房の状態に日ごろから関心をもち、乳房を意識して生活する「ブレストアウェアネス」によってがんを早期発見・早期治療することが大切です。
どちらのがんも早期発見・早期治療のためにも、がん検診を受けましょう。豊中市では対象の方はがん検診が無料で受けられます。

女性は骨粗しょう症になりやすい

骨粗しょう症は骨量(骨密度)が低下し、骨の強度が弱くなることで骨折などが起こりやすくなる病気です。
骨量は幼少期から増え続け、20歳頃に最大となります。その後は40歳半ば頃まで一定に保たれ、閉経後は骨量が急激に低下します。これは、閉経後は骨密度の低下を防ぐ働きがあるエストロゲンという女性ホルモンの分泌が低下するためです。
骨量の最大値を増やすために、幼少期から食事や運動等骨を丈夫にする生活習慣を続けしましょう。
骨密度測定で定期的に自分の骨量を把握しましょう。豊中市では40歳から5年に1回対象の方は無料で受けられます。

プレコンセプションケア

プレコンセプションケアとは「妊娠前のセルフケア」です。将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの健康や生活と向き合うことを言います。「若いから無理をしても大丈夫」ではなく、早い段階から自ら健康管理ができるようになることは、いつか子どもを望んだ時に健やかな妊娠や出産につながります。

「女性の健康週間」を知っていますか

厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。女性が自らの健康に目を向け、自ら健康づくりを実践できるよう支援する、女性の健康づくりに取り組んでいます。

令和6年度の取組み

 市では、「みんなでつくる健康、すこやかに過ごせるまち とよなか」を目ざして、すべての世代にわたる健康づくりと食育の取組みを進めるとともに、
社会全体が相互に支えあいながら、健康づくりを実践しやすい環境づくりに努めます。
 女性特有の健康課題への対応については、ライフステージごとに現れる、女性特有の体やこころの健康課題に寄り添って支援します。
 令和6年度の取組みとして、「やせと骨」をテーマに、大学の学祭で体組成測定、野菜摂取量測定を行いました。また、民間こども園や子育て応援フェスタ~えがおいっぱい~「みんなあつまれわくわくランド」で骨密度測定、ブレストアウェアネス啓発(乳房モデルの展示と個別説明)、体組成測定、野菜摂取量測定を行いました。

民間こども園で健康教育や骨密度測定、ブレストアウェアネス啓発(乳房モデルの展示と個別説明)、体組成測定、野菜摂取量測定を行いました。

子育て応援フェスタで骨密度測定、ブレストアウェアネス啓発(乳房モデルの展示と個別説明)、体組成測定、野菜摂取量測定を行いました。

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お問合せ

健康医療部 健康推進課
〒561-0881 豊中市中桜塚4丁目11番1号 豊中市保健所
電話:06-6152-7381
ファクス:06-6152-7328

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